シンガポール在住「マーライオンチーム」の
コラボ企画のその2・インド特集は、
スパイスに注目しました。
スパイスをいれたお茶といえばチャイ。
インドでもよく飲まれているチャイは、
甘く煮出したミルクティーのこと。
中でもスパイスがミックスされているものは
マサラチャイ(マサラティー)といいます。
代表的なスパイスはシナモン、カルダモン、クローブなど。
インドの甘いお菓子にスパイスティーをあわせることで
清涼感を感じることができます。
~シンガポールとスパイスの関係については
コラボのリンクを参照 → ★★★
チャイとは「鍋で煮込んだお茶」のこと。
紅茶と牛乳を煮込んだものだけでもチャイと言えますが、
一般的なチャイ=スパイスミルクティーのイメージが強いので
今回は、紅茶にあうスパイスを使った、チャイの作り方をご紹介します。
【材料】(カップ2杯分)
熱湯100㏄、ティーバッグ2~4個、牛乳200㏄、スパイス適量(大さじ1程度、スパイスの強さはお好みで) グラニュー糖お好みで
スパイスとは体に有益な植物のことで、
昔は、薬用や肉の貯蔵用に使われていました。
その独特の香りや味わいから「楽しみとして味わう」ための、
人間の食文化において欠かせない調味料となりました。
●シナモンは、甘い香りが際立つスパイスで
お菓子作りに使われることが多く、
その風味はエキゾチックなものになります。
●カルダモンは爽やかな香り、
高価なことから「スパイスの王様」と呼ばれており、
インドでは料理に欠かせないスパイスと言われています。
●クローブは蕾の状態のものが使われています。
別名丁子、小さな釘のようです。
フルーツとも相性がよく、コンポートや
オレンジポマンダーにも使われます。
●スターアニスは別名八角とも言われ、
中華料理にもよく使われるスパイスです。
独特の甘い香りは「杏仁豆腐」に使われることもあります。
お好みで1~3種セレクトしていれてもOKです。
ホール(そのままの形)のまま使うより、
乳鉢やすり鉢などで少し細かくしておくと、
閉じ込められていた香りが出てきます。
【作り方】
茶こしで濾して、カップやポットにうつしかえて完成です。
お好みでお砂糖を加えると、スパイシー感が甘味で引き立ち、
よりおいしいチャイに仕上がります。
シナモンスティックやスターアニスなどを
カップに添えるとよりスパイス気分を目でも味わえます。
もし、スパイスのホール状のものがない場合は、
市販の「チャイ」ティーバッグを利用するといいでしょう。
紅茶とスパイスが既に細かくブレンドされているものなので、
熱湯にチャイティーバッグをいれ、後から
ミルクを加えるだけで簡単にチャイを作ることができます。
チャイを作った後冷やしてアイスチャイにしても
とてもおいしいので、
まだまだ肌寒い日はホットで、暖かい日はアイスで、と
両方の味わいを楽しんでくださいね。
お茶の時間コーディネーター&フォトスタイリスト 倉橋由利子
Lilyのお茶時間in Singapore