撮影をしているといろいろな可愛いモノに出会うのですが、
そうしたモノたちに出会うと、さまざまな表情があることに気がつきます。
自然光で見ると素敵なもの,
ほんのりとやわらかな光が似合うもの・・・
その表情はさまざまで、
まさにモノの持っている個性そのものといった感じ。
そんな風に、色や角度によって見え方が違うということに接していると、
ふと、これってもしかしたら、
人も同じかもしれないなぁ・・・ということが
心の中に浮かびました。
同じモノなのに見る方向によって、見え方の違いがあるように、
同じ一人の人間の中にもいろいろな部分があるのではないか、と。
優しいところ、温かなところ、楽しいところ、意地っ張りなところ・・・
いろいろな側面があって、人であり個性。
その中で、どの部分を出していくかによって、
同じ人でも印象がちがってくる・・・・そんな気がしました。
自分に置き換えてみても、
これをしているときは、とても楽しい気分になるけど、
こっちはちょっと苦手かも・・・・なんて
そのときどき、やっている内容、会っている人によってほんとうにさまざま。
だから、自分がどの状態でいれば心地よくいられるか、元気でいられるか、
そんなことに気をつけながら、
毎日を過ごすことって、大切なのかも知れない
そんな風に思いました。
気負わない、がんばり過ぎない、
穏やかな自分でいられるように
いろいろな角度からチェックし、自分を知っていくことも
大人としての楽しみなのかもしれませんね。
可愛いくて、ちいさな小物たちに教わる今日、このごろです。
窪田千紘
インテリアと暮らしのヒント