世の中になぜ「きれいに暮らしている人」とそうでない人が存在するのか
ふと、考えることがあります。
掃除をこまめにしなければいけないことは
小さいころから親や学校から口をすっぱくして教えられてきたので、
誰でも分かっています。
それなのに、大人になると
いつも部屋がきれいになっている人もいれば、
そうでない人もいます。
いったい、この違いって何なんでしょう???
私が考えるに、
いつもきれいにしている人は
「心からきれいに暮らしたい」と思っている人。
そうでない人は
「そこそこきれいに暮らしたい」と思っている人。
この違いのような気がします。
「心から」と「そこそこ」
一見、小さな思いの差なのですが、
結果的に大きな違いとなって、
暮らし方に現れてくるように思います。
家づくりにたとえれば、
心からキレイに暮らそうとすることは、
土台の部分の基礎工事がしっかりしている、ということ。
逆に「そこそこでいい」と思っていることは、
基礎工事がちょっと甘いかな・・・、ということ。
家を建てるにしても、暮らし方の姿勢にしても、
土台の部分は外側から見えることはないので、
案外、どんな風になっているか、自分でも気がつかないもの。
でも、この土台のあり方で快適さってちょっとずつ違ってくるように思います。
土台のしっかりしていないところでは、
いくら良い建築素材をつかっても軟弱な家ができ上がってしまうように
暮らしに対する姿勢が甘いのに、
高級な家具やインテリアを入れて表面を取り繕っても
本当の快適な暮らしをおくるのは難しいのかもしれません。
快適な暮らしをする、豊かな暮らしを作り上げる……。
言葉で言うのは簡単ですが、
暮らしってその分、ものすご~く奥が深い・・・・。
暮らしに対する基礎工事はどうなっているのか、
ときどき、メンテナンスしてみるのもいいかもしれませんね。
窪田千紘
インテリアと暮らしのヒント