素敵なインテリアにするといっても、必ずついて回るのが予算。
もちろん予算はたくさんあるに越したことはないのですが、
インテリアだけにそうそうお金もかけていられないのが実情です。
自宅はもちろん、いろいろなインテリア撮影でも
予算との戦いをしてきましたが、
最近、私自身、その予算のかけ方に一つの法則を見出しました。
それは、
ソファやカーテンといった大きな面積の部分はごくごくシンプルに、
細かいディテイルの部分に気を使う方法です。
細かいディテイル、つまりクッションカバー、花器など
ちいさなものは思いっきり自分の個性を発揮して、
あとはとにかくシンプルで通すのです。
シンプルにしておけば、細かい部分でデザイン性の高いモノを使っても
しっくりこないという失敗がありません。
いろいろ試しましたが、このやり方が、
出費の多い現代の私たちには一番しっくりくる
インテリアとの付き合い方なのでは?なんて思っています。
この細かい部分に気を使うメリットは、もう一つあります。
それは日本人特有の細やかな気遣いに通じるということです。
和食や和菓子を見ればわかるように、
私たち日本人は、小さな世界に繊細な美や技を詰め込みます。
その細かさといったら
世界でも右に出る文化がない、といわれるほどです。
だから、この「大きな部分はシンプルに、小さな部分で個性を発揮」
という考え方は、日本の風土に合っている気がするのです。
もし、部屋の模様替えをするようなことがあったら、
ちょっと気に留めてみてください。
予算にも体にもなじむやり方だと思いますよ~