テーブルウエアとしてのニョニャ・ウエアですが、
また別の使い方をご紹介します。
シンガポールはガーデン・シティと言われ、
街にはたくさんの植物が青々と茂っています。
政府による街路樹の管理は徹底されていて、
一本一本の木に番号札が付けられています。
プラナカンのかつてのコミュニティーがあったエリアにも、
たくさんの木々があり、
きっとプラナカンの人々も植物に親しみ、
生活の中で楽しんでいたのかなと想像します。
写真は、プラナカン・スタイルの折衷様式がみられる
ショップハウス(テラスハウス)です。
植物をふんだんに取り入れた住居の街並みが美しいです。
胡蝶蘭とグリーンの寄せ植え
胡蝶蘭をはじめ、いろいろな鉢植えのランが売られています。
切り花のランでも比較的長く咲きますが、
鉢植えですと、さらに長持ち。
長い期間楽しめます。
根元に、ライム色のクッションモス(クラマゴケ)を寄せ植えすると、
よりナチュラルな雰囲気になりました。
多肉植物のポットカバーとして
コロンとしたカムチェというニョニャ・ウエア。
両サイドに耳がついたかわいい形です。
小さなサイズの多肉植物をポットのまま入れます。
ラン・デンファレをアレンジ
パステルカラーのニョニャ・ウエア。
鳳凰、牡丹など大柄なデザインが特徴的です。
器が華やかなので、
アレンジする花はシンプルに一色一種にします。
純白のラン・デンファレを短くカットして、
少し大きめのカムチェにいけます。
カムチェはコロンとした形の器ですので、
小さくいけるとまとまり良く見えます。
1本のランを2~3か所でカット、分割して使いましょう。
少ない本数でもボリュームを増やすことができますね。
フラワー&フォトスタイリスト 海野美規
ps.milou 花と写真のこと
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