会社勤めが長く、料理をあまりしてこなかったため(汗)、
レパートリーがとても少ないのが悩みのタネ。
乾物を利用して、もっと賢くお惣菜づくりができないかしら?と
東京・池尻にある「自由大学」で
乾物のある生活」という講座を受けてきました。

講師は、「食の探偵団」サカイ優佳子さんと田平恵美さん。
DRY AND PEACE」というサイトでも発信しています。

全5回の講座で、野菜、豆類、穀類、魚介・肉類……と
意外にもたくさん乾物があることを知りました。

なかでも、とても興味をひかれたのが、干し野菜。

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自宅でも気軽につくれるし、
なにより余った野菜を有効利用できるのがうれしい。
旬の野菜がたくさん特売になっていても、
「美味しいうちに使いきれなかった…」という経験がある(汗)ので、
さっそくチャレンジしてみました。



干し野菜の基本の作り方のコツ
 ●野菜は薄く切るか、千切りにする
 ●ざるや網の上に、重ならないように広げる
 ●風通しのよいところで1週間を目安に干す
 (期間は季節や湿度によって変わります)


さらにさらに、講座で教わったとっておきのコツは、
 ●室内干しでもOK!(風通しの良い場所に)
 ●干し始める日は、湿度の低い晴天の日に
 ●ザルは少し底上げして、下からも風通しよくする
 


ザルonザルなら、通気性もバッチリです

ザルonザルなら、通気性もバッチリです



外出が多く、外に干すのはちょっと心配だったので、
風のよく通る窓の前に置いたら、日が当たらなくても乾燥しました♪

そして、もっとも大事なポイント! それは
 ●自家製干し野菜は、密閉容器で保存しないこと!!

なぜなら、完全に乾ききっていないことが多いので
密閉すると中から水分が出て、カビなどの原因になるそうなのです。
保存するときは、適度に湿度を調整してくれる
木箱や紙箱がおすすめ、とのこと。

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ちょこちょことつくった干し野菜を
木箱に詰めてみたら、なんだか可愛くなっちゃいました。
市販のお節料理が入っていた木箱に、
経木で仕切りをして、こちらも余ったものを活用(笑)。

自家製干し野菜は、みそ汁やスープの具にするのにぴったり。
鍋にだしとともに入れて火にかけ、煮ながら戻してOKです。

あまり使う機会のないミニせいろを収納容器に使っても。
コンパクトに重ねられて、空間の有効利用にもなります。

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梅雨の間は、干し野菜もお休みですが、
湿気の少ない日や日差しの強い日などにお試しください。


フォトスタイリング 盛りつけ師 もりたとしこ
簡単!おしゃれな盛りつけのコツ
取材・文 藤岡信代