シンガポールで出会った欧米の方に
急に自宅に寄ってもらったとき

紅茶を出そうか、日本茶を出そうか、中国茶を出そうか……、
道具など迷っているうちに
こちらの工芸茶が手元にあることを思い出しました。
ウエルカムドリンクとしてお出ししたところ
「So beautiful!」と、とても喜んでくれました。

ガラスの器かポットがあれば
簡単に淹れることができ、後片づけも簡単な
工芸茶のご紹介です。

美しいサプライズ! ガラス器に花開く~中国工芸茶のおもてなし




1980年代に中国で生み出された工芸茶。
1枚1枚の茶葉を糸をつかいながら手仕事でつなげてかためたものです。
一般的には丸い形で、中心にお花があることが多く
茶葉は中国緑茶が使われています。
(ジャスミンの香りがついているもの、紅茶ベースのものもあります)

美しいサプライズ! ガラス器に花開く~中国工芸茶のおもてなし3




こちらは遊び心のある変わった形のものです。
ハート、きのこ、花籠、星……など
より芸術性の高いものばかりですから
お湯を注ぐ前にお客様にも見ていただくと
その美しさにきっと驚かれるでしょう。



工芸茶をいれるときには中身が見えるように ガラス製のポットかグラスを用意しましょう。 グラスは必ず耐熱性のものを。 グラスに蓋がついているものは、 ポットのようにしっかり蒸らすことができるのでおすすめです。

工芸茶をいれるときには中身が見えるように
ガラス製のポットかグラスを用意しましょう。

グラスは必ず耐熱性のものを。

グラスに蓋がついているものは、
ポットのようにしっかり蒸らすことができるのでおすすめです。









ポットに工芸茶を1粒いれたあと、お湯を注ぎ、蓋をします。 しばらくすると茶葉がだんだんひらいてきますので、 ぜひその様子も楽しんでみて。 数分後、開き終わったときがちょうど飲みごろです。

ポットに工芸茶を1粒いれたあと、
お湯を注ぎ、蓋をします。
しばらくすると茶葉が
だんだんひらいてきますので、

ぜひその様子も楽しんでみて。
数分後、開き終わったときが
ちょうど飲みごろです。








背が高いグラスなら、 茶葉が開き、花が浮かび上がる様子も楽しめます。 白いジャスミンの花輪の先端に 千日紅がついて、とてもきれいです。 輪には無限という意味も含まれ、 とても縁起がいい形といわれています。

背が高いグラスなら、
茶葉が開き、花が浮かび上がる様子も楽しめます。
白いジャスミンの花輪の先端に
千日紅がついて、とてもきれいです。
輪には無限という意味も含まれ、
とても縁起がいい形といわれています。






二重ガラスになっている器は 表面が熱くならず、持ちやすいです。 下から菊・ジャスミン・千日紅と 3つのお花がふわりと浮かんでいる様子は とても優美さを感じることができます。

二重ガラスになっている器は
表面が熱くならず、持ちやすいです。
下から菊・ジャスミン・千日紅と
3つのお花がふわりと浮かんでいる様子は
とても優美さを感じることができます。



飲み進めてお湯が減ってきたら、
空になる前、茶葉がまだお湯にひたっている段階で
お湯を注ぎましょう。
だいたい3煎目までおいしくいただくことができます。


美しいサプライズ! ガラス器に花開く~中国工芸茶のおもてなし


茶葉がしっかり開くように
横に広がる形のグラスもおすすめ。

湯を注ぎ、茶葉が開いたこちらの工芸茶は
中心にカーネーションが大きく開きました。

工芸茶を購入する際には、
上に花が浮かび上がるものか、横に茶葉がしっかりと開くものかを確認して、
それぞれに合う器を用意してみてくださいね。

目でも楽しめる中国工芸茶のティータイムは
茶葉や花開く様子に、会話もいっそうはずむことでしょう!

お茶の時間コーディネーター&フォトスタイリスト 倉橋由利子
Lilyのお茶時間in Singapore