「乾物のある生活」講座で学んだことの第2弾です。
(第1弾の記事「もう残り野菜を無駄にしない! 干し野菜づくりに挑戦」)

講座では、
乾物=食べものから水分を減らすことで常温保存が可能な食品
という、ざっくりとした定義で、
さまざまな食材について学んだのですが、
「乾物は、食糧に関わるいろいろな問題解決にもなる」
という視点がとても興味深いものでした。

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さらに、こんなメリットも教わって、目からウロコ(笑)。

乾物はアウトドアクッキングに最適
  = 軽いから持ち運びがとてもラク
災害時などの非常食にも有効
  = 保存性が高く、食材の種類も豊富


そして、なんといっても
切ったり、加工したりしてから乾物にしているので
下ごしらえがほとんどいらない! もどすだけ!

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だから、材料を洗って鍋にいきなり入れちゃう……、
なんてこともできちゃうのです。
このメリットは、災害時の水が少ないときなどは力を発揮しそうです。

今回は、アウトドアクッキングや災害時に使える
「鍋に入れて火にかけるだけ」のレシピをご紹介したいと思います。
※レシピは、「食の探偵団」サカイ優佳子さんと田平恵美さん提供
DRY AND PEACE


●乾物いろいろスープ



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「材料は適当に…」という(笑)、アバウトなものなのに、
とても滋味深いスープが出来上がります。
ポイントは、「海の乾物」と「山の乾物」を混ぜること。
たとえば、じゃこと干しエビ、干ししいたけを入れるとよいだしが出ます。


【スープの材料(参考)】
スライス干ししいたけ …… 5g 切干大根 …… 5g じゃこ …… 5g 干しえび …… 5g すき昆布 …… 2g 鰹節 …… 2g 打ち豆 …… 10g 春雨 …… 40g クコの実 …… 10g 塩、こしょう …… 適量

スライス干ししいたけ …… 5g
切干大根 …… 5g
じゃこ …… 5g
干しえび …… 5g
すき昆布 …… 2g
鰹節 …… 2g
打ち豆 …… 10g
春雨 …… 40g
クコの実 …… 10g
塩、こしょう …… 適量



【作り方】
春雨とクコ以外の材料を鍋に入れ、ひたひたの水より多めの水を加えて
15分くらい煮だす。春雨とクコを加え、春雨がやわらかくなるまで煮る。
お湯がたりないと思えば足せばOK。塩、こしょうで味を調える。

*バリエーション*
カレー粉を加えれば夏にぴったり。
ナムプラーで味をつけ、香菜をちらせばエスニック風、など。


◆  ◆  ◆  ◆  ◆


もうひと品、 パスタ編を続けてお届けします!

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取材・文 藤岡信代