蔵元さんのアドバイスつき★日本酒を2倍楽しむ方法

「甘くておいしい」ということで女性に人気のある
にごり酒ですが、うっすらにごっているもの、
とても発泡性の強いもの・弱いものなど、いろいろ種類があります。


にごり酒には秘密がある?

蔵元さんのアドバイスつき★日本酒を2倍楽しむ方法


澱(おり)とよばれる白い沈殿物を、
ゆっくりと瓶の中で混ぜていただくのが普通の飲み方。
昔は、この上澄みのほうを、高貴な方々がいただいていたとか。

蔵元さん指導のもと、
上澄みの部分とおりの部分を分けていただく
「一本を二度楽しめる」方法をご紹介いたします。



ポイントはひとつ。しっかり冷やすこと

蔵元さんのアドバイスつき★日本酒を2倍楽しむ方法


これはシャンパンなども共通なのだそうですが
飲む前に、しっかり氷にいれて冷やすことがなによりも重要です。
冷蔵庫に入れてもいいですが、
扉の開閉で温度が不安定なことがありますよね。

蔵元さんいわく
「“発泡性の飲み物はしっかり冷やす“ということは、
ご購入されたお客様のミッションです」。


片口を用意して、上澄みを注ぎましょう

しっかり氷につけることで 蓋をあけたときにガスの上昇のタイミングが遅くなり 上澄みの部分と澱が混ざりにくくなるそうです。 蓋をさっとあけたら、すばやく静かに 上澄みだけを、片口に注ぎ入れましょう。

しっかり氷につけることで
蓋をあけたときに
ガスの上昇のタイミングが遅くなり
上澄みの部分と澱が
混ざりにくくなるそうです。
蓋をさっとあけたら、すばやく静かに
上澄みだけを、片口に注ぎ入れましょう。








澱の部分はロックでいただきます

上澄みがなくなり、ふつうより濃厚になった澱に 氷をいれていただくと、またいつもと違った風味が楽しめます。

上澄みがなくなり、ふつうより濃厚になった澱に
氷をいれていただくと、またいつもと違った風味が楽しめます。







ランチで乾杯

まずは、微発泡している上澄みの部分で乾杯!
リストランテの「アロマフレスカ」では、
今回、撮影に使った、春鹿の発泡性純米酒「ときめき」を
バーニャカウダとマリアージュしていました。

やさしい野菜の甘みに「上澄み」のフレッシュさが、
アンチョビの塩気の中で「おり」の濃厚さがまじわり
なんとも素敵なマリアージュでした。

おすすめですよ~。

蔵元さんのアドバイスつき★日本酒を2倍楽しむ方法

きき酒師&フォトスタイングクリエーター
yuko
Photo de Omotenasi