
ミッド40‘Sに思いっきり差し掛かった今年。
ふと、感じるのは、「あと何年、人生を楽しめるかな?」という思い。
実はこのフレーズは、ここ1年ほど、
私の周りでは常に言い合っている言葉。
一見、キラキラしているように見えるフォトスタイリングなのですが、
メンバーは、人生をはいつくばりながら?!過ごしてきている
苦労人が多いので、
のほほんとしているというのとは真逆に、
常にそうした「人生の長さ」のようなものを意識しながら過ごしています。
特に私の場合、ここ数年で、父と母が続けて他界したこともあって
否が応でもそれを考えざる得ない状況になっています。
父も母も70歳前後で逝きしましたが、亡くなるちょっと前まで、
普通にバリバリと元気に過ごしていたので、
彼らの人生におこっている「老いていく」という状況が
信じられない感じでした。
当の本人たちがそうだったので、娘の私も当然、受け入れがたく、
本当に最期の方は辛そうでした。
普通の日本人の平均寿命を考えると、あと10年以上はのんびりと過ごし、
徐々に「老い」を受け入れていくのかもしれませんが、
それもないまま、父と母は、あっという間に逝ってしまいました。
そういう両親を見ているので、自分自身の人生を考えても、
「あと何年・・」という逆算の気持ちが常に働いています。
平均寿命まで入ったとしても、
「バリバリに頑張れるのは60代の前半までかな・・」とか
そんな私を横目に少し私より年上の南都フォトグラファーは
「私も、元気に桜を見れるのはあと10回切ったかも・・・」と
冗談交じりに話します。
そう考えると、やっぱりぼやぼやしていられません。
人の役に立つこと、やりたいことなど、思いっきりやっておかないと・・・
数年前に縁があって何度も足を運んだ、江原啓之さんの講演会で、
「ぼやぼやしていると死んじゃいますからね」と
何度もおっしゃっていましたが、
本当にまさに(笑)
それを言っていると、南都フォトグラファーがまた
「それじゃあ、ずっと20代から欲しかったピンクの鍋?!買っておこう!」
とも。
そう、やっぱり我慢してたら時間がなくなっちゃいます。
今、やっておかないと・・・笑
折り返しを過ぎた40代からの生き方、
一見変わらない日常ですが、ちょっと立ち止まると、
毎日の時間、毎時間の過ごし方を考えてみるとすごく貴重です。
スタイリング 窪田千紘
インテリアと暮らしのヒント