素敵なお住まいを訪ねる新企画の第2弾は、
スタイリストとして活躍中の石井佳苗さんに登場いただきました。
インテリアDIYの著書「簡単!インテリアDIYアイデア Love Customizer」が好評発売中です
「Love Customizer」
http://lovecustomizer.com/
スタイリストとして活躍する石井佳苗さんのお住まいは、
三浦半島の先端の近く、2階の窓から海が臨めるという
絶好のロケーションにあります。
窓からは、気持ちのよい海風が吹き込み、
自然体でありながら、スタイリッシュなインテリアと相まって
いつの間にか、気持ちがくつろぎモードに。
テラスハウスの1階には、LDK。
窓の外には、気持ちのいいウッドデッキのアウトドアリビングが・・・。
木々に囲まれているおかげで、住宅街にあることを忘れそう。
「落葉樹なので、夏になると葉が茂って木陰になるし、
冬はすっかり葉が落ちて、家の中まで日が差し込む。
うまくできているな~、と感心しました」
インテリアDIYの分野でも大活躍中の石井さんですが、
ウッドデッキは、昨年の夏、
業者さんにつくってもらったのだそう。
「住まいのリフォームも、業者さんにお願いした部分と
自分で楽しみながらDIYしている部分とがあります。
もともとDIYはそんなに得意じゃないんです。
実現したいインテリアのイメージが先にあって、
材料は何を使う? 仕上げはどうする?
どうやって作る? と、逆から考えていく感じ。
業者さんにお任せしたほうがいいところは、お願いします」
古いテラスハウスを購入して住み始めたのは、
「賃貸ではできないことをやってみよう!」と思ったから。
「古い家の雰囲気が好きだけど、いわゆる古民家風にはしたくなかった。
気に入っているところを残しつつ、モダンにしようと思いました」
素材感たっぷりの幅の広いフローリングに白いペイント壁、
ナチュラル&シンプルな空間にあるのは、
デザイン性の高いチェアや、ちょっと無骨なホウロウのシェード、
壁にはオブジェのように、素朴な糸巻き(!)。
カーテンは、シャープな印象のバーチカルブラインド。
「ナチュラルをベースにしているけれど、
そのものズバリ!というのは得意じゃないんです。
テクスチャーやテイストをまぜて
トータルで空間のバランスをとらえているかな?
ナチュラルな素材感が多くなってしまったときは
黒やタイポグラフィーを加えてみたり・・・。
インテリアが好きだから、
いろんなことにチャレンジしてみたいんです」
「もう一つは、壁面を生かしたインテリアにしたかった。
海外のインテリアは、壁使いが上手なんです。
日本には、窓があることがいい、という価値観があるから
せっかく壁があっても、家具の置き場所がないという理由で、
背の高い食器棚やテレビのシステム収納なんかを置いてしまう。
この家では、壁面を愉しもうと思って
自由に棚がつけられるように、壁の上に補強の下地を張ってもらい、
それから内装を仕上げてもらいました」
キッチンの反対側の壁は、背の高い家具はなく
一面のキャンバスのように、棚やフレームやオブジェが並びます。
「今朝も、撮影の前にちょっと模様替えしようと思って
棚をつけ替えたんですよ~」
と、こともなげに笑う石井さん。
仕事柄、自宅でDIY作品の撮影をすることもふえたので
同じインテリアにならないように
毎回、少しでも手を入れて、取材を受けているのだそう。
(ありがとうございます!)
DIYでつくるインテリアアイテムは、基本はシンプル。
「クラフトや手芸もそうなんですが、
手作りのものの難しさって、
楽しくて、ついついやりすぎてしまうことだと思うんです。
細部に凝っていくうちに、盛りすぎになっちゃう。
“作品”はそれでいいかもしれないけど、
インテリアアイテムの場合、“作品”は空間に合わないことが多い。
だから、シンプルに。2歩手前くらいでとめる感覚です。
インテリアになじんで、
前からそこにあるみたい、というのが理想です」
撮影 坂本道浩
取材・文 藤岡信代
スタイリストとして活躍中の石井佳苗さんに登場いただきました。
インテリアDIYの著書「簡単!インテリアDIYアイデア Love Customizer」が好評発売中です
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スタイリストとして活躍する石井佳苗さんのお住まいは、
三浦半島の先端の近く、2階の窓から海が臨めるという
絶好のロケーションにあります。
窓からは、気持ちのよい海風が吹き込み、
自然体でありながら、スタイリッシュなインテリアと相まって
いつの間にか、気持ちがくつろぎモードに。
テラスハウスの1階には、LDK。
窓の外には、気持ちのいいウッドデッキのアウトドアリビングが・・・。
木々に囲まれているおかげで、住宅街にあることを忘れそう。
「落葉樹なので、夏になると葉が茂って木陰になるし、
冬はすっかり葉が落ちて、家の中まで日が差し込む。
うまくできているな~、と感心しました」
インテリアDIYの分野でも大活躍中の石井さんですが、
ウッドデッキは、昨年の夏、
業者さんにつくってもらったのだそう。
「住まいのリフォームも、業者さんにお願いした部分と
自分で楽しみながらDIYしている部分とがあります。
もともとDIYはそんなに得意じゃないんです。
実現したいインテリアのイメージが先にあって、
材料は何を使う? 仕上げはどうする?
どうやって作る? と、逆から考えていく感じ。
業者さんにお任せしたほうがいいところは、お願いします」
古いテラスハウスを購入して住み始めたのは、
「賃貸ではできないことをやってみよう!」と思ったから。
「古い家の雰囲気が好きだけど、いわゆる古民家風にはしたくなかった。
気に入っているところを残しつつ、モダンにしようと思いました」
素材感たっぷりの幅の広いフローリングに白いペイント壁、
ナチュラル&シンプルな空間にあるのは、
デザイン性の高いチェアや、ちょっと無骨なホウロウのシェード、
壁にはオブジェのように、素朴な糸巻き(!)。
カーテンは、シャープな印象のバーチカルブラインド。
「ナチュラルをベースにしているけれど、
そのものズバリ!というのは得意じゃないんです。
テクスチャーやテイストをまぜて
トータルで空間のバランスをとらえているかな?
ナチュラルな素材感が多くなってしまったときは
黒やタイポグラフィーを加えてみたり・・・。
インテリアが好きだから、
いろんなことにチャレンジしてみたいんです」
「もう一つは、壁面を生かしたインテリアにしたかった。
海外のインテリアは、壁使いが上手なんです。
日本には、窓があることがいい、という価値観があるから
せっかく壁があっても、家具の置き場所がないという理由で、
背の高い食器棚やテレビのシステム収納なんかを置いてしまう。
この家では、壁面を愉しもうと思って
自由に棚がつけられるように、壁の上に補強の下地を張ってもらい、
それから内装を仕上げてもらいました」
キッチンの反対側の壁は、背の高い家具はなく
一面のキャンバスのように、棚やフレームやオブジェが並びます。
「今朝も、撮影の前にちょっと模様替えしようと思って
棚をつけ替えたんですよ~」
と、こともなげに笑う石井さん。
仕事柄、自宅でDIY作品の撮影をすることもふえたので
同じインテリアにならないように
毎回、少しでも手を入れて、取材を受けているのだそう。
(ありがとうございます!)
DIYでつくるインテリアアイテムは、基本はシンプル。
「クラフトや手芸もそうなんですが、
手作りのものの難しさって、
楽しくて、ついついやりすぎてしまうことだと思うんです。
細部に凝っていくうちに、盛りすぎになっちゃう。
“作品”はそれでいいかもしれないけど、
インテリアアイテムの場合、“作品”は空間に合わないことが多い。
だから、シンプルに。2歩手前くらいでとめる感覚です。
インテリアになじんで、
前からそこにあるみたい、というのが理想です」
撮影 坂本道浩
取材・文 藤岡信代