この時期にしか出回らない、秋の味覚の“栗”。
赤米入りの雑穀を入れて、ピンク色の栗ごはんにしてみました。
栗の甘みと昆布のシンプルな味わい。
少しもち米を加えると、もっちり、しっとりと炊き上がります。

土鍋で炊くと、ふっくらと香りよく仕上がり、
最後におこげができるのもうれしい。
栗ごはんをメインに、野菜のお惣菜で和の献立を楽しんで。

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~献立~

雑穀&栗ごはん
里芋と鶏肉のたき合わせ
ほうれん草のピーナッツ和え
きんぴらごぼう
みょうがの甘酢付け&かぶの漬物
茄子の味噌汁

ここでは、栗ごはんの作り方をご紹介します。

【材料(2合分)】
栗 ・・・・・・ 15個
合わせだし
 水 ・・・・・・ 400cc
 昆布 ・・・・・・ 5g
 酒 ・・・・・・ 大さじ4
 塩 ・・・・・・ 小さじ1
白米 ・・・・・・ 250g
もち米 ・・・・・・ 50g
雑穀米 ・・・・・・ 大さじ2

【作り方】
1.栗は鬼皮をむき、水にさらします。
2.鍋に水と昆布を入れて30分以上浸してから火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、酒と塩を加えて混ぜます。
3.米ともち米を合わせてとぎ、30分水に浸したら、ザルにあけます。
4.鍋に③のお米と雑穀米、②の合わせだしを390cc、栗を入れます。
 蓋をして火にかけ、沸騰したら弱火にし、12分炊きます。
5.火を消して10分蒸らし、再び強火にしておこげを作ります。

*栗の鬼皮をむくとき、10分程熱湯に漬けると、むきやすくなります。

料理・スタイリング・文 結城寿美江
日々センスを磨くために

撮影 南都礼子