起業してはや4年たちます。
フリーになってからは7年以上。
自由が丘のスタジオもたくさんの方が毎日ではいりして、
とってもにぎわっています。
お陰様で、こんな引きこもりの私でも、寂しさ?!を感じることなく
仕事をできていること、本当に有難いです。
最近、仕事先の人に「会社には何名ぐらいいるのですか?」と
よく聞かれます。
実はこれ聞かれるたびにちょっと困る質問。
「・・・うん~~?? 何人だっけ?」
という風に一瞬考えてしまいます^^;
というのは、フォトスタイリングジャパンは
「女性の働きやすさ」を優先している会社なので、
「好きな時間に来て、好きな時間に帰る」
「休みも、出社もその人次第」
というゆる~い社風。
そのため、全体でいったい何人いるのか?
あまり数えたことがありません・・・・・・汗
だいたいスタジオには常時4、5人はいるとは思うのですが、
日によってまちまち・・・^^;
こうなっている理由は
スタッフの9割がママなので、「こどもが熱を出した」「学校行事がある」
「地域の当番・・・」など、それぞれの暮らしの中での役割があると
そちらを優先しているからです^^
女性が社会で働く環境という意味では、
この「熱を出した系」?!が最もネックになるので、
そこを「ゆる~く」しているのが、ウチの会社です。
私自身、これまで保育園などで知り合う
仕事のできるママたちをたくさん見てきましたが、
この「熱をだした」「休まなきゃ」という部分で会社にいづらくなり、
やめていく人たちがいることが残念でなりませんでした。
とても仕事ができる人たちだったので、
家庭に入ってしまうのは、
「社会として能力の損失」のような気がしていました。
そこで、自分の会社だけでも、少しでも女性の役に立てれば・・
そんな風に思って今の体制にしています。
社会的にみると、この体制は「非常識」?!かもしれません。
でも、すくなくともリアルな現場の女性たちにとっては働きやすい環境です。
こうなると、面白いのが、みんな「辞めない」(笑)
一旦、中にはいると、イベントの手伝いや撮影など
結構、長丁場になったり、
急な「修正」が夜遅くに入ったりするのですが、
全然、気にしない(笑)
毎日、決まった時間に出社する仕事環境よりは
数十倍いい!という具合で、
ホイホイ自宅で仕事をして、ネットで連絡をしてきます。
そんな女性たち。
このスタイルスナップでも多く登場していますが
みなとっても生き生きしています。
明るく前向きで、周りの環境や人のことを悪く言うことは一切なく、
とにかく底抜けに明るく自分の能力を最大限に発揮してくれています。
そういう彼女たちの姿を見て改めて感じるのは、
「女性が働きやすい環境を創る」ということ。
これまではこんな私のような若輩が、おこがましくて^^;
そんなことはとても口にできなかったのですが、
40代も半ばに差し掛かったことだし、微力でも、
この点で全国の女性たちと一緒に夢を追ってもいいのかな・・・
なんて思い始めています。
(文・スタイリング)窪田千紘
(写真) 南都礼子
(花) 宮崎いくみ