しっくいの壁に古材の梁、味わいのあるアンティークドア…
都内のマンションとは思えない、
南仏風のインテリアが素敵な「スタジオミュゼ」。
写真やクラフト、フラワーなどのレッスンを行うサロンであり、
「アンティークショップWish」でもあります。
時間を忘れてしまいそうな
くつろぎのインテリアをたっぷり取材してきました！



アンティークショップWish＆スタジオミュゼ
http://your-wish.biz/
10/24(木)～10/27(日)　 10：30～15：30
「マルシェ・ド・Wish　vol.3」開催！
アンティークに囲まれた南仏風のスタジオミュゼで
Wishのアンティークをイベント価格で販売。
イギリスで買いつけてきたアンティークや
サイトに未UPのアンティークが多数、並びます。





雑誌「私のカントリー」ではじめてアンティーク雑貨と出合い、
当時、自由が丘にあった「デポー39」で
その魅力にはまってしまった、というhiroさん。
いまのお住まいに引っ越した7年前から、
自宅でアンティーク雑貨のネットショップを始めました。

初売り上げまでにひと月半かかったそうですが、
その後は、「お客様とアンティークについて語りあったり、
実物を見ていただいたり、といったやりとりが本当に楽しくて」
お客様からリクエストをもらって、
仕入れ先で探してくるといったこともしているそう。



お住まいのマンションは、昨年、リフォーム。
いつかアンティークが似合う家に・・・という思いはあったそうですが、
「年を取ってからではなく、素敵な時間を長くもてるように今やろう」
と、ご主人が後押し。

最初はLDKだけのつもりでしたが、
ご夫婦で話し合ううちに、全体をリフォームすることに。
「主人が、好きにしていいよと言ってくれたので、
思いどおりの空間づくりができました」
インテリアはもちろん間取りも全部、hiroさんご自身が考えたのだそうです。





 

インテリアは、南仏のイメージでデザイン。
「パインの床に、アンティークのドアは必ず、と思っていました。
壁と天井はしっくいにし、
建材はできるだけアンティークにこだわりました」

フランスの花柄のホーローもたくさん扱っているので
南仏の田舎家風のインテリアに、ぴったり似合っています。

　　　　　　　　　　　　　



 

施工は、木更津の株式会社「トミオ」に依頼。
「Bon Marche＋」というショップをしていて、
トミオで家を建てた友人を介して担当者と知り合い
意気投合してリフォームをお願いしました。
「アンティークの建具の取り付けなど
面倒な工事も快く引き受けてくださいました」

いつかアンティークが似合う住まいをつくりたい
その夢を胸に、気に入ったパーツなどコツコツ集めていたというhiroさん。
リフォームが決まってからは、
イメージどおりの建具や家具、素材探しに奔走する日々。




 

「いちばん実現したかった」というのは、リビングの一角にあるフレンチ窓。
元はFIXの窓だったところに壁をつくり、
「パイングレイン」で出合った窓を入れてもらいました。




 

「着工までに必要な建具類は、
ほぼ『パイングレイン』で見つけることができました。
何度も足を運んで探した大好きなお店です。
ネットもフル活用して、欲しいものを探しました」

 



リビングの窓は、掃出しのサイズで3連（1枚はFIX）になっていたのですが、
サッシを隠すために、内窓を自分でデザインして作ってもらったそう。
おかげで、都内のマンションとは思えないリラックス感です。

 

撮影：　石黒美穂子
取材・文：　藤岡信代