多民族国家のシンガポールでは、1年の間に
中華系・マレー系・ヒンドゥー系、キリスト教系など
それぞれ人種や宗教ごとに祝祭日がありますが、
その中でも一番盛大に行われるのが
人口8割弱を占める中華系の旧正月(春節)になります。
2014年は1月31日にあたります。

シンガポールより 新年快楽!運気アップの金柑を旧正月のインテリアに


チャイナタウンに行くと毎年ディスプレイが変わることもあり、
多くの観光客でにぎわいます。

シンガポールより 新年快楽!運気アップの金柑を旧正月のインテリアに


今年の干支は「午」ですので、このような飾りつけを見上げると、
たくさんの馬が未来にむかって走る強い力動感を感じることができます。





干支のものを飾るのは日本と同じですが、 中華圏らしい旧正月の飾りの一つは「お金」です。 財力を手に入れるということは、商売繁盛だけでなく、 家族の繁栄を祈る意味もあるため、あちこちで このように硬貨がぶらさがっています。

干支のものを飾るのは日本と同じですが、
中華圏らしい旧正月の飾りの一つは「お金」です。
財力を手に入れるということは、商売繁盛だけでなく、家族の繁栄を祈る意味もあるため、あちこちで
このように硬貨がぶらさがっています。




シンガポールより 新年快楽!運気アップの金柑を旧正月のインテリアに

 


シンガポールより 新年快楽!運気アップの金柑を旧正月のインテリアに

 



中国でおめでたい色は、赤と黄金色。
このように、お店も普段以上に
たくさんの提灯が飾られ、お祝いムードに包まれます。







露店では、おめでたい文字が書かれた提灯やオーナメントが たくさん並び、真赤な色と漢字が連なっている様子は 自分が中華圏に住んでいることを、より実感します。

露店では、おめでたい文字が書かれた提灯やオーナメントがたくさん並び、真赤な色と漢字が連なっている様子は自分が中華圏に住んでいることを、より実感します。






花市場に行くと つい先月までたくさんクリスマスツリーが並んでいたところに、 たくさんの金柑の木が売り出されます。

花市場に行くと
つい先月までたくさんクリスマスツリーが並んでいたところに、
たくさんの金柑の木が売り出されます。



金柑はたくさん黄金色の実がなることから、
「子孫繁栄」「お金がなる木」として、とても人気があり、
家の前、お寺の中、通路、お店の前など
あらゆるところに飾られるのです。



背丈以上の高さの金柑の木もよく見かけますが、 赤いリボンで飾りつけがされているところが やはり中華系らしいです。

背丈以上の高さの金柑の木もよく見かけますが、
赤いリボンで飾りつけがされているところが
やはり中華系らしいです。





大小さまざまな大きさがある中で、
手でも持ち帰りやすい、いちばん小さい鉢を手に入れ、
さっそく部屋に飾ってみました。

 

 


 

 



小さいものですと、一鉢2,000円くらいで売られています。
「お金がなる木」と言われるのが納得できるほど、
どの鉢にもたくさん金柑がたわわになっていました。



花市場で見つけた赤いミニ提灯をぶらさげると よりおめでたい雰囲気になりました。

花市場で見つけた赤いミニ提灯をぶらさげると
よりおめでたい雰囲気になりました。



赤い提灯は魔よけとおめでたさと両方の意味を持っています。


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中華圏の習わしでは、偶数がいい数とされていることから
「二重によい」という縁起かつぎで
金柑が2個なっている枝を1本切り取り、
中国茶の茶壷(急須)に金柑を活けてみました。

旧正月は1~2月の間にある移動祝日になりますが、
日本とはまた一味違う華やかで賑やかなシンガポールの
旧正月の時期にあわせての観光もお勧めです。

新年快楽! 恭喜発財!
(あけましておめでとう!)

お茶の時間コーディネーター&フォトスタイリスト 倉橋由利子
Lilyのお茶時間in Singapore