よそのお宅には、マグカップはどのくらいの数あるのかな?と
思ったことがあります。
ちなみにわが家は3人家族で、ふだん使いは12個。
食器を片づける棚は小さくて、
お皿などの数は少ないほうだと思うけれど
マグカップだけは増えていきます。
コーヒー用、スープ用、家族でそろえた北欧アラビアのムーミンシリーズまで。
一人平均4個は多いかな・・・・・・と思いながら
食器の中でマグカップが一番好きなような気がします。
今回、撮影に使ったこのマグカップも、個性的で思わず手に取りました。
セメントデザインの『フリップ ア マグ』。
美濃焼で知られる岐阜県多治見市の窯元で、古い型を再利用してつくられているそうです。
船の上でも少しくらいの揺れならば倒れないように
形は『裾広がり』。
実用的に考えて作られているアイテムなんです。
面白いのは、絵がトリック仕掛けになっているところ。
この黒いマグカップは、一見ドクロに見えますが
よ~く見ると、鏡の前で髪を整えている女性が浮かんできます。
白い方のカップには、
黒い帽子をかぶったおじさん。
これを逆さすると、
白い帽子をかぶったおじさんになる
というトリックがあります。
他の絵柄もあって、全部で8個のシリーズが展開されていました。
お友達を読んでお茶をするときに、トリック仕掛けのカップがあると
会話も弾むかな?と。
もう、マグカップは増やさない!と思いながらも
ついつい手が出てしまいそうです。
撮影: 八田政玄/南都礼子(人物)
スタイリング・文: ササキトモコ