ドイツの「気候性地形療法」を取り入れたウォーキングは、
”楽して2倍の効果が得られる!”
と言われている魅力的なウォーキング。
美容と健康に興味津々のミドルエイジ代表として、
名湯とお城がシンボルの山形県上山市(かみのやまし)に、
「クアオルト健康ウォーキング」の取材に行ってきました。
上山市には、日本で唯一のドイツ ミュンヒェン大学認定の
ウォーキングコースが8つもあり、
連日、専門のガイド付きウォーキングを開催。
コースの中にはオリンピック選手が高地トレーニングでよく利用している
蔵王坊平高原(ざおうぼうだいらこうげん)も含まれています。
近隣里山の傾斜を利用した適度なアップダウンと、
自然の中を自分の体力に合わせてゆっくりと歩くことで、
無理な負担を掛けず、通常運動の2倍の効果が得られるそう。
当時上山市に務めていた小関氏は、
海外友好都市ドイツの Donaueshingen ドナウエッシンゲン市との関わりから、 Baden-Baden バーデンバーデンなどのクアオルトに着目、
現在の「クアオルト健康ウォーキング」を形作るきっかけとなった人物です。
ちなみに「クアオルト」とはドイツ語で「療養地・健康保養地」という意味。
さぁ、いよいよクアオルト健康ウォーキングがスタート。
訓練を受けた専門ガイドの案内で、
各コースを2時間ほど掛けてゆっくりと巡ります。
この間、クアオルト健康ウォーキングに欠かせない、
「きれいな空気」や「冷気」、「風」、そして「太陽の光」など
自然がもたらす”体に良いと言われている刺激”を
全身で受け止めるのも大切なポイント!
途中上山市街地が一望できる見晴らしの良い場所では、
息の上がった呼吸を整え、体をリラクゼーションさせるため、
大きな声で叫んだりすることもあります。
クアオルト健康ウォーキングは、
リフレッシュとしてたまに行うのも良いのですが、
継続することで循環器系の疾病予防・改善や、
抵抗力のある体作りなど心身に良い影響をもたらすという
注目すべき研究結果が得られたそう。
これには、リピーターが年々増えているというお話からも納得。
また、緩やかな傾斜と凹凸のある道のお陰で、
脚全体の筋力がバランス良く鍛えられ、
”美脚効果”につながるという話には、
女子力UPのアンテナが思わずピっ!と反応しました。
ウォーキングで心地よい疲れを感じた後は、ぜひ温泉で癒したいもの。
上山市内には、無料の足湯が5ヶ所、
郷愁漂う共同浴場が7ヶ所整備されています。
泉質は、非常にマイルドで肌に優しいのが特徴。
四季を通して行われているクアオルト健康ウォーキングは、
時に野生のカモシカと遭遇したり、珍しい山野草を見つけたりと
日々新しい発見があると教えて下さったのは、
蔵王テラポイト協会所属の健康ウォーキングガイドさん。
そんなお話を聞いたので、
今度はぜひ緑豊かな季節に訪れてみようかと。
地元の旬の新鮮な食材や温泉とのコラボ企画が行われることもあるので、
旅行を兼ねて出掛けてみるのもいいかもしれません。
特に今年は、「山形デスティネーションキャンペーン」が
大々的に開催される予定で、
山形県内では様々な楽しい催し物が満載。
詳しくは、上山市クアオルト推進室(http://www.city.kaminoyama.yamagata.jp/site/kurort/)
または上山市観光物産協会(http://kaminoyama-spa.com/)
にお問い合わせ下さい。
取材・撮影協力
上山市クアオルト推進室http://www.city.kaminoyama.yamagata.jp/site/kurort/
上山市観光物産協会http://kaminoyama-spa.com/
蔵王テラポイト協会
最後に、モデルとしてご協力いただいたスタッフの皆様、
そして今回、特にさまざまな手配を総括して下さった
上山市クアオルト推進室 青山真氏のご尽力に感謝申し上げます。
文・撮影&フォトスタイリング
Teiko Nozaki
Herb & Aromatherapy Lab Herb専科 葉月
Herb専科 葉月のFour Seasons Diary