“ヒンメリ(HIMMELI)”とは、フィンランドの伝統装飾です。

ライ麦の藁でつくる収穫祭を祝う装飾品でしたが、
キリスト教の伝統が広まったことで、
クリスマスの装飾としての意味合いが強くなったそうです。

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その後クリスマスツリーの流行によって
姿を消しかけたヒンメリですが、
伝統を残そうとするさまざまな団体やアーティストたちが、
新しいヒンメリの形をデザインし、多様化しながら
また広まってきているようです。

クリスマスシーズン、よく見かけた素朴な多面体モビール。
一体何なのか分からなかったのですが、
調べてみると、それがフィンランドの伝統装飾ヒンメリでした。

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材料はライ麦の藁。
これは手に入れるのが難しいので、ペーパーストローで
代用してみました。
ストローは加工もしやすく手軽なのでぴったりですね。

これも最近見かけるアイディアなのですが、さっそくとりいれて
可愛くアレンジしてみました。

クリスマス装飾という意味合いでなく、 一年中飾って楽しむ モビールアートとしてのヒンメリを、 お部屋に飾って 楽しんでみてはいかがでしょうか。

クリスマス装飾という意味合いでなく、
一年中飾って楽しむ
モビールアートとしてのヒンメリを、
お部屋に飾って
楽しんでみてはいかがでしょうか。




今回は一番簡単なヒンメリの基本形(正八面体)をつくります。


【ヒンメリ 1個につき用意するもの】


・ペーパーストロー1本をハサミで4等分したものを12本(ストロー3本分)
・本体用の約140cmの長さのタコ糸(吊り下げ部分も含めた長さ)
・短いタコ糸(10cmあれば余裕の長さです)
・ウッドビーズなど装飾品 好みで。

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【作り方】


a.タコ糸を30~40cm残してスタート。
ストロー3本を通して三角形をつくって結びます。
(以下、タコ糸を結ぶときは固結びとします)
a

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b~e. ストローを2本通しては、三角形のできる頂点でタコ糸を結ぶ、を4回繰り返します。
b

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e

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f. 最後に残ったストロー1本をタコ糸に通します。
f

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g. スタート時に残しておいたタコ糸と、残りのタコ糸を結びます。
少し持ち上げてみると自然と立体になります。
g

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h. 口の空いているところを、別に用意した短いタコ糸で結びます。
h

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i. できあがり
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一見複雑そうですが、
実際につくってみてパターンを覚えてしまうと、
とても簡単です。

お子さんとつくって、子ども部屋に飾っても可愛いです。

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数学的な多面体は宇宙を思わせ、不思議な幻想的な気持ちになります。
また風でゆらゆら揺れたり、
くるくるまわったりする様子をみると心も和みます。

ヒンメリの多面体の面白さを、
アレンジも含めてぜひ楽しんでみてくださいね。

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フォトスタイリングクリエーター
コリー
Horse eyes 350