ガスパチョは、スペイン料理&ポルトガル料理の冷製スープで、
暑さの厳しい地方や、夏に特に好まれるものです。

今回は、アンダルシアにあるオリーブ農園の、
「ポーラス」と呼ばれる「ガスパチョ」の一種を復元した
レシピをご紹介します。
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日本でよくみかけるレシピのガスパチョと違う点は、
良質のオリーブオイル(エキストラバージン・オリーブオイル)
をふんだんに使用するところです。

このレシピでは、オリーブオイル選びが重要です。
酸度の低いものを選びましょう。
オリーブオイルの質などは、ラベルやボトルからは見抜けないので、
テイスティングの出来るところか、
オイル専門店で選ぶことをオススメいたします。

スペインのオリーブ農園では、
このガスパチョが一般的で、
日本のお味噌汁のように日常的に飲まれているそう。

オリーブオイルが体にいいことは よく知られていますが、 トマトとオリーブオイルを一緒にとることで、 トマトのリコピンの吸収が高まることも、 日本女子大学とカゴメの共同研究で 明らかになっています。

オリーブオイルが体にいいことは
よく知られていますが、
トマトとオリーブオイルを
一緒にとることで、
トマトのリコピンの吸収が高まることも、
日本女子大学とカゴメの共同研究で
明らかになっています。



【トマトリコピンの主な効果は悪玉コレステロールを減らし、
血液をサラサラにし、体の代謝を良くします。
代謝が良くなると、血液の循環により悪い成分が溜まりにくい
痩せやすい体になります。
また抗酸化作用が、シミやシワの解消や美白などの美容に効果を発揮します】


ダイエット、アンチエイジングといいコトだらけですが、
オイルなのでカロリーは高め。取り過ぎも注意のようです。

材料をミキサーにかけるだけ、簡単に出来て美味しくて、からだにいい。
旬の太陽の恵みをいっぱい受けたトマトとオリーブオイルを
ふんだんにつかった美味しいガスパチョ、
夏の体調管理にいかがですか?


【材料】

トマト ・・・・・・ 1kg
※ミニトマトを使っても甘くて美味しくできます。
キュウリやピーマン、ニンニクなどを少し入れても美味しいです。
パン ・・・・・・ 100g
EVオリーブオイル ・・・・・・ 100~120ml
※EVオリーブオイルは腸の働きがよくなります。
おなかの調子をみて量は調節してください。
味もさまざまなので、お好みの味を探しても良さそうです。
ヴィネガー ・・・・・・ 大さじ2
ミネラルウォーター ・・・・・・ 1カップ
海塩 ・・・・・・ 小さじ2
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【作り方】
1.パンは混ぜやすいように1口サイズに切る
2.トマトは皮を剥き、一口サイズに乱切りする。
なめらかな口当たりのいい仕上がりにする場合は、種も取り除く。
3.ミキサーにすべての材料を入れ、撹拌する。
ポイントは、よく混ざってからもEVオイルがしっかり乳化するまで撹拌することです。
だいたい5分程度。ミルキィーなオレンジ色になります。
4.3にミネラルフォーターを加え、しっかり混ぜ合わせる。
暑い時は、ミネラルウォーターを氷にして加えてもOK。
水道水は使わないこと。



今回使用したオリーブオイルについて
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今回使用したエキストラバージン・オリーブオイルは、
オリーブ専門店「パワジオクラブ・前橋」が販売している、
スペイン直輸入のオリーブオイルで
酸度0.1%という透き通るような大変良質のものです。

EVオリーブオイル:カサス・デ・ヴァルド
ヴィネガー:ヴィナグレ・ソレラ
http://www.powerdio.com

同社で扱っているオリーブオイルは、
『FIGARO japon』8月号に掲載された
「いまさら聞けない!?オイル美容のいろは」で
オーガニック・スペシャリスト、 吉川千明さんが
【キンタ・ド・コア】をお気に入りとして紹介されていたり、
『anan』2014年3月号や『クロワッサン』、その他書籍に
たくさん紹介されている、今話題のオリーブオイルです。





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編集&撮影
カラーコンサルタント&フォトスタイリスト 能口祥子

能口祥子(ノグチ サチコ)
カラー&フォトスタイリング京都 artcolor studio