こんにちは! Klastylingの編集担当、藤岡信代です。
7月10日から1週間、ロンドンへリサーチ旅行に出かけていました。
最初の目的地は、ハンプトンコートパレス・フラワーショウ2014。
RHS Hampton Court Palace Flower Show
日本人デザイナーがたびたび受賞していて、日本でも知られている
チェルシー・フラワーショウと同様に
RHS英国王立園芸協会が主催するフラワーショウで、
7月の初旬にハンプトンコートパレスで行われます。
チェルシーのフラワーショウには、15年ほど前に行ったことがあり、
今回も目玉のショーガーデンを楽しみにきたのですが、
それ以外にも、刺激を受けることがたくさん!
インテリア好き、ライフスタイル好きにもおすすめできるので、
ご紹介します。
ハンプトンコートパレスは、英国王室の宮殿のひとつ。
ロンドン中心部よりテムズ川の上流に位置しています。
ロンドン・ウォータールー駅から、鉄道で30分ほどのところです。
Hampton Court Palace
この宮殿のガーデンを会場にしているのですが、
行ってみたら、とにかく広い!
フラワーショウの目玉は、ガーデンデザインを競い合うショーガーデン。
それは、このハンプトンコートでも同じなのですが、
会場が広大なので、大きなマーキーがいくつもあり、
花苗やガーデンファニチャー、ガーデニンググッズ、そしてフード!の
出展がありました。
見本市と違って購入できるので、買い出しのお客さまも多数。
上の写真は、花苗を集めたマーキー。
ガーデニング大国イギリスらしく、こんな植物 ↓↓ もありました!
もちろんショーガーデンも見どころたっぷりでした!
こちらは、Best Summer Gardenのゴールドを受賞したショーガーデン。
車輪などの金属製の工業製品をリサイクルして
デザインに生かしたガーデンは、
最近のインテリアの流行ともリンクしている感じ。
アウトドアリビングをイメージしたデザインも
たくさん見ることができました。
テーブルまできちんとスタイリングされているので
そのまま庭の中に入って行って、ワインを一口・・・・・・(笑)
という気分にさせられます。
あえて朽ちた、忘れ去られたような風情にした
ショーガーデンも目につきました。
ちょっとフェンスが外れていたり、石積みが崩れていたり・・・。
このフラワーショウのために作られたとは思えない、
何年も育ってきたように見える技は、ほんとうにすごいです。
花の色合わせや素材のコーディネート、空間のデザインと
ショーガーデンだけでも参考になることがいっぱいなのですが、
なんと! こんなマーキーも発見しました。
さらに、食のブームに沸くイギリスらしく、フード専門の会場もありました。
野菜やハーブを主に、オーガニック食品の展示がたくさん。
もちろん、試食もさせてくれます。
会場をぐるっと一周したあとは、
素敵なものをたくさん見た充実感でいっぱい・・・。
ガーデニングのショーを見に来たつもりだったけれど、
インテリアあり、食ありで、
ライフスタイルの洋雑誌をそのままリアルに読んだかのよう・・・。
ロンドンの中心からは少し離れているのですが、
会場にはベンチやピクニックエリアも多数設けられていて
一日かけてのんびり過ごせますよ。
「行ってみたい旅先リスト」に、いかがですか?
撮影&リポート: 藤岡信代