文字どおりミルクのような半透明の白色ガラスで、
1900年代半ばに、アメリカで人気をよび
今ではコレクターズアイテムにもなっている、ミルクガラス。

ピュアなホワイトと、独特の透け感がやさしく
ぽってりとした質感にも、ファンの心をひきつけるものがあります。
最近では、レプリカでデザインの良いものが、
お手ごろな価格で手に入るようになりました。

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さまざまなミルクガラスが出回るなか、
なかなか目にすることがなかったのは、ジェイドと呼ばれる
ミルキーなグリーンのガラス。

ジェイド=Jadeとは、英語で翡翠のこと。
耐熱ガラス食器で、愛好家の多いアンカーホッキング社の
ファイヤーキングには、Jedeite(翡翠輝石)というシリーズがあり、
熱心なコレクターが多いことでも有名です。

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そんなジェイド色のミルクガラスが、ようやく、新しい雑貨として
ショップでも目にするようになりました。

耐熱ガラスではないことも多く、色あいも微妙に違っていたりしますが、
青みがかった翡翠色と、ミルクガラスの組み合わせには
やはり目をひく美しさがあります。

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手ごろな価格で手に入るからこそ、暮らしの中のワンシーンに
ぜひ取り入れてみて欲しい。
艶やかなガラスでありながら、あたたかみのあるジェイドのミルクガラス。
これから深まっていく秋のインテリアに、きっと似合うことと思います。


スタイリング: 窪田千紘
撮影: 南都礼子
文 :藤岡信代