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看護師、養護教諭の資格を持つ
メディカル系フォトスタイリストのTeiko Nozakiです^^

カレンダーも残り少なくなるこの季節、急に寒くなると話題に上るのが、
「インフルエンザ流行」などの感染症に関わるニュース。
昔から感染予防には「手洗いが大切!」と言われていますが、
これが意外とできているようで、おろそかになりやすいもの。

そこで、手洗いが仕事に欠かせない、
手洗いのプロ中のプロ!と言われている外科医の先生に、
詳しいお話をお伺いしました。

笑顔で迎えてくれたのは、山形済生病院 外科医 川口清先生。 柔らかい物腰と卓越した医療技術で定評のある先生です。

笑顔で迎えてくれたのは、山形済生病院 外科医 川口清先生。
柔らかい物腰と卓越した医療技術で定評のある先生です。



早速、いくつか質問をしました。

Q : 手洗いは感染予防に役立ちますか?[1]

A : これからの季節多くなるインフルエンザは飛沫感染で、
知らず知らずのうちに触ってしまうこともあるので、
手洗いは感染予防に大いに役立ちます。

Q : いつ手洗いのするのがベストタイミングですか?

A : 外出から戻ってきた時やトイレの後はもちろんのこと、
咳やくしゃみの後、そして調理前や食事前はぜひ行って下さい。

Q : 手洗いにおススメの物はありますか?

A : 市販の石鹸で十分効果は得られます。
日常生活では、手洗い後のアルコール消毒は必ずしも必要ありません。

 

ではここで、基本的な手洗いの手順を見ていきましょう^^

写真では見えやすいように、少なめの泡になっていますが、
キメの細かいたっぷりの泡で洗うこと。

手洗いの時間は、15秒~30秒ほど掛けて丁寧に洗うのがコツ。

Step 1 手のひらをよくこする[2]

Step 1 手のひらをよくこする[2]


Step 3 指の間もしっかり洗う

Step 3 指の間もしっかり洗う



Step 4 指先は汚れが残りやすい[3]ので、特に丁寧に洗う

Step 4 指先は汚れが残りやすい[3]ので、特に丁寧に洗う


Step 6 最後に忘れがちな手首もしっかり洗う

Step 6 最後に忘れがちな手首もしっかり洗う




「皮膚を保護している角質まで落としてしまうので、洗い過ぎは禁物!
手洗いの後は、しっかり保湿・スキンケアを心掛けて」
と付け加えてくれた川口先生。

手荒れの部分は汚れが落ちにくくなるため、
スキンケアは、感染予防の点からもみても大切なポイントの1つだそう。
そう言えば、洗いっぱなしの人って意外と多いのでは。

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Q : 最後に、インフルエンザなどの感染予防のために
大切なことを教えて下さい。


A : 手洗いとうがいは必ず! 
流行時はなるべく人混みは避け、エチケットとしてマスクをつけること。 
そして一番大切なのが、「規則正しい生活リズム」や「適度な運動」、
「十分な睡眠」などの体調管理!!

 

これは言わば健康に欠かせない基本中の基本、
でも実際今の自分の暮らしぶりを振り返ってみると、
「そう言えば・・・」と思い当たる方もいるかと思います。

毎年のようにやってくるインフルエンザなどの流行、
今シーズンは「手洗いチェック」と一緒に、
「基本的な生活チェック」をしてみるのも良い機会かもしれません^^

最後に、今回の取材・撮影にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 


取材・撮影協力

社会福祉法人恩賜財団済生会 山形済生病院
〒990−8545 山形県山形市沖町79−1
TEL 023−687−1111
http://www.ameria.org/


参考文献 & 関連サイト

[1]正しい手洗い みんなが気になるよくある質問 ジョンソン エンド ジョンソン株式会社メディカルカンパニーhttps://www.jnj.co.jp/jjmkk/general/dr/hand/hand_2.html

[2]西田直美/井上直子 株式会社照林社 エキスパートナースMOOK17 改訂版 最新・基本主義マニュアル 2010;270

[3]正しく手を洗っていますか?洗い残しはここだ! 東京都福祉保健局 東京都多摩小平保健所
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tamakodaira/shokuhin/syokuhinntopiltukusu/tearai.html



Model by 結


Report & Photographs by
Teiko Nozaki
Herb & Aromatherapy Lab Herb専科 葉月
Herb専科 葉月のFour Seasons Diary