窪田千紘の「幸せの法則」


先日のブログで「片手間」という切口の話をしましたが、
さすがに最近は、言われなくなったのですが、

先日の記事
 ★空き時間に行う片手間の仕事だから「ゆるくて」OKではない。


フォトスタイリングをはじめた最初の頃、
よくその仕事が、
どれだけ 片手間なのかを聞いてくる女性が
結構いました。


 
「メインのお仕事は、週にどれぐらいなさっているの?」
「普段、フォトスタイリング以外のお仕事は忙しんでしょ」 など

何故それを聞いてくるのか、
不思議に思うかもしれませんが、

彼女たちが言いたいのは、
企業向けの仕事でどれだけ忙しいか
私自身への人気度の値踏みと同時に、
「どれだけ、フォトスタイリングが片手間なのか」を
チェックしたいためです。

 

聞いてくる感じとしては、
良い意味と、マイナスな意味での半々の印象。

先方の希望の答えとしては、

「仕事の空いた時間に、
要望が多いので仕方なく片手間で
フォトスタイリング始めたんですよ・・・」

言って欲しい感じでした。

 

でも、

 

私自身、その質問をされるたび、
そんな生半可な思いでは
人生をかけて起業していないので、
(^▽^;)
かなり返答に困りました。

むしろ、どの業種も起業したての頃は、
全精力そこに傾けないと、
立ち上がらないのが普通です。


ですが、それをいっても
社会的な雰囲気でわかってもらえないので、
グッとこらえて、
かなり濁して、応えていました。

 
もし、仮に、その時、期待に反して
自分の思いのたけ、

「いえいえ、人生賭けて仕事しています!!!」

と、宣言してしまったら、

「うわ!!なに、ガツガツしちゃって、
私から搾取しようとしているんだわ~、汚い女性」

という風に見られたと思います(笑)

 

だから、

「本気で仕事をする」
なんて 宣言するのは、
もってのほか!でした(笑)

 

でも、

最近は、めっきり、この片手間チェックがなくなりました。
考えてみると、本当にないです。

これは、
私のところにくる女性の年齢の中心が、
バブル世代以上の方々から、

それより一つ二つ下の世代になり
ジェネレーションが違ってきたのだと思います。

過ごしてきた世相が違うと、
やはり考え方は変化するものです。


窪田千紘の「幸せの法則」


そういえば、雑誌・プレジデントオンライン の、
柴門ふみさんと、林真理子さんの対談で、
東京ラブストーリーの赤名りかちゃんは、
まさにバブル期という話をしていました。

その中でも、「彼女まるで真剣に働いていないわよね」というフレーズが
目に留まりました。

それを読んで、「あ~やっぱり世代が違うなあ~」と

おそらく、今、この社会だったら、
あの真っ直ぐさで仕事を真剣にしていない女性
として描かれれば、
女性からの支持は非常に難しいと思います。

 

でも、あの時代は、あれはあれでOKだった・・・

むしろ、私自身は、それよりも一つ下の世代として
完全にそれは憧れの対象。

それはそれで、
何の疑問もなく、ナチュラルに受け止めていました。

 

でも、今は、違う・・・

そう、やっぱり変わったんだと思います。


時代が変わった・・・という話はこちらの記事にも書きました。

    
★なかなか抜けられない現代女性がハマる迷路がある
★サロンの先生の選び方


窪田千紘の「幸せの法則」


「片手間チェック」の話に戻りますが、
当時、幾度となくそれを 受けるたびに、

ふつふつと湧きあがる自分の心の奥の方だけで、
グルグルする思いがありました。

「あなた、どれほど片手間でなさっているの?
他の仕事の合間に、要望があって
仕方がなくやっているんでしょ」と言われるたび

 
心の中で、

「フォトスタイリングをはじめて、
少なからず全国にメンバーを広げていっている人が、
片手間ではできません~~><+


そんな状態では、人はついて行きませ~~ん

 
もし、私が みんなに

『何となく始めたんですが、
いつ辞めるかわからないけど、
皆さん良かったら、どうぞ~』

なんて言ったら????(ノ◇≦。)

考えるだけで、ありえません><+ 

第一、それにそんな風に思ってないです。


ごめんなさい~~ 
ご期待に添えなくて・・・・大汗」


ということ^^;

今、話すと本当に笑い話に聞こえるのですが
当時は、真面目に誰にも言えず、
辛かったです(笑)


 

スイマセン、妙な回顧録なのですが、
それだけ、時代は急速に変わっています。

 

これからもどんどん変わっていくのだと思います。

 

文&スタイリング 窪田千紘
窪田千紘オフィシャルブログ
撮影 南都礼子
 

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