最近、「DIY女子」という言葉をよく耳にしますが、
女性が気軽に、インテリアをセルフリフォームする時代になりました。
私も12年住んでいるマンションの壁の汚れが気になったり、
マンネリ化したインテリアに変化をつけたいな...と思い、
夏休みに思いきってセルフペイントをすることにしました!
まず、汚れが気になったのはキッチン周りの壁。
<ペイント前>
対面式のキッチンなので、外からはあまり目立たないのですが、
サイドの壁面スイッチ部分やガスコンロ近くの壁など、
お掃除しても、うっすらとした汚れが気になるように...^^;
リビングの中でも目がいきやすい場所、塗りやすい面積、
家具の移動が少ない... なども考慮して、
キッチン周り(外、内)の壁をペイントすることに決めました。
次に最大のポイントである「ペイントの色選び」。
今回はこの「色選び」を中心にレポートしてみたいと思います^^
わが家のインテリアは『ブルーグリーン』がテーマカラー。
色と柄が印象的な「ラグマット」が
インテリアを考える上で重要なポイントになっています。
<リビング側インテリア>
クッションや壁のディスプレイにも
このブルーグリーンのラグマットの色を散らばせて、
全体をまとめています。
ファブリック(ソファ、椅子のカバー)はライトグレーを採用。
ブルーグリーンとグレーに馴染む色…
ということでペイントの色を絞っていきました。
この14番の色のグラデーションの中からペイントの色を選びます。
私はグレイッシュな色にしたかったので、
明るいグレーと、14番のブルーグリーンが混ざっている色を
イメージしました。
《色選びのポイントまとめ》
▪インテリアの中でメインとなるアイテムを選び、
その色とペイントの色をリンクさせる。
決めかねる場合は
インテリアの中で「一番目立つ色」や「面積の多い色」を探してみる。
メインになるアイテム例:ソファやクッション、床、テーブルなどの木部、
絵画、オブジェなど
わが家の場合……メインアイテム:ラグマット
色:ブルーグリーン
▪色み(色相)が決まったら、トーン(明るさ、鮮やかさの度合い)を
決めていく。
トーンの選び方でも印象、イメージは大きく変わる。
鮮やかなトーンを選べばアーティスティックだったり、アクティブな印象、
ダークなトーンを選べば高級感があり、落ち着いた印象に。
彩度(鮮やかさの度合い)を低くした方が、
大きな面積の壁は落ち着く場合が多い。
わが家の場合……色み:ブルーグリーン
トーン:ライトグレイッシュ(明るくて優しいグレイッシュなトーン)
リビングにインテリアを象徴するようなアイテムがあれば、
その色を出発に色決めをすると、まとまりある空間になります。
「好きな色」や「気分やイメージで選ぶ」という考えもありますが、
「インテリアの色とリンクさせる」という方法も
ひとつの選択肢として提案したいと思います。
感覚だけでなく、理論的に調和する配色「同系色でまとめる」ことで、
統一感のあるインテリアが生まれます。
ただそこにたどり着くまでは、
補色(反対色)でアクセントにしようか、
混ざりけのないピュアグレーにしようか、
木目の色に合わせてブラウン系にしようか...
などモヤモヤと迷いました^^;
そのときはカラーサンプルを壁に数日貼って、
朝晩の光による色の変化を確認し、
インテリア全体のイメージをふくらませておくと心が定まる気がします。
何度も眺めて、最終的にインテリアと調和する同系色に決めました。
色決めの段階で、2~3カ所のペイントメーカーからサンプルを
取り寄せました。
色数が少なく、微妙な色みやトーンで決めかねていたところ、
色の種類が豊富なベンジャミンムーアを発見!
ここなら私の理想とする色の品揃えがあるかも!ということで
ショールームにお邪魔しました。
想像どおり、すごい数の色サンプルがずらり!
これだけでもテンションあがります(笑)。
中でも私好みのグレイッシュな色の品揃えがたくさんありました。
全部で3600色の品揃えとのこと、
これなら好みの1色は必ず見つかりそうです^^
ベンジャミンムーア
グレイッシュなブルーグリーン系の色に絞ってサンプルをいただき、
壁に貼って確認、後日ペイントを調合して送ってもらいました。
いろんな相談に乗ってもらえますので、
行ける方は南青山のショールームに一度足を運ぶことをおススメします。
ベンジャミンムーアHP
http://benjaminmoore.co.jp
ペイントを塗るときの様子と仕上がりは、次回後編へ続きます^^
どうぞお楽しみに!
カラー&フォトスタイリスト 榎木直子
N's Color Style*