
インテリア書家 小川翔月です。
書をもっと身近に、もっとオシャレに♪
モダンな書で個性的な白黒インテリア作りを
お手伝いしています。
最近、手書きフォントや筆文字フォントを
よく見かけるようになってきました。
機械的ではないその書きぶりに、
人のぬくもりが感じられるのではないでしょうか。

今日は、文字を書くのは苦手な方でも簡単にできる、
墨書きのアートをご紹介します。
ただただ、無造作に線を書くだけ♪
お子さまと気軽に楽しむこともできるので、おすすめです。

今回使ったのは、
「フライングタイガー」のスクエアキャンバス。
15cm×15cmと小さめのサイズなので、
ある程度の存在感を出せ、
いろいろな楽しみ方ができるように3枚使いました。

道具はすべて100円均一で揃うものでOK。
・ナイロン平ハケ(15mm)
・硯
・墨汁
穂(毛)の部分が硬いこのナイロンの平ハケは、
筆に慣れていない方でも使いやすいはず
(seriaで購入)。
線を手書きするだけでいいのですが、
よりおもしろ味のあるアートにするためのポイントは2つ。
〈ポイント1〉
「墨色の濃い線」と「かすれのある線」を意識的に書くこと。
濃い線は、ハケに墨を含ませて、
そのまま線を引いてみてください。
かすれのある線は、
キャンバスに書く前にちょっとひと手間かけて♪
ハケに墨を含ませたあと、
新聞紙など別の紙に線をたくさん書いて墨を減らします。
紙の上でかすれた線が書けるようになってから、
キャンバスに本番を。
〈 ポイント2 〉
キャンバスの側面にも線を書くこと。

このとき、濃い線の延長には濃い線を、
かすれた線の延長にかすれた線を繋げてくださいね。
線の種類を揃えると、自然な感じに見えると思います。
飾るときは、キャンバスを縦横キッチリ揃えずに、
少しずつずらして。
横から見ても奥行きが出ますし、
ちょっとズレていてもあまり気になりません。

ちなみに、取り付けには
「無印良品」の「針が細い画鋲」を使いました。
軽いものを壁掛けするときには、
画鋲の穴が目立たないのですごく便利です^^
こちらも参考に♪

書の作品も、墨の濃さを変えて濃淡出したり、
かすれを入れたりすることで、
奥行きを出しているんです。
それと同じことを気楽に取り入れて^^
ちょっと雰囲気を変えたいなと思ったときは、
向きや配置を変えてみてください。
文字だと読みたくなってしまうので向きは変えられませんが、
線だけなら縦横向きを気にせずに楽しめますよ。
インテリア書家&フォトスタイリスト
小川翔月
魅せるインテリア好きな人が選ぶ世界で一つだけの眺めたくなる書
きれいな字が書けるコツ伝授! 今日から始めるおうち書道
デザイン書道家小川翔月