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インテリア書家 小川翔月です。


点と線でつくる手書きアートのアイデアを

お伝えしています。


今日は、誰でも簡単にできる墨のしずく、

その墨象でつくるオリジナルのノートをご紹介します。


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技術は、な~んにもいりません。

筆の穂先にできた墨滴をぽとん!と落とすだけ^^

滴を落とす距離を変えることで、

柄も思いどおりに調整できるんですよ。


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今回使ったのは、フライングタイガーの白無地ノート。

ハードカバーなので、鞄の中でノートの端が曲がっちゃった…ということもなく、

“キチンとさん”には使い勝手がいいように思います。


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道具はすべて100円ショップで揃うものでOKです。

・筆(鋒のつけ根までおろしているもの)

・墨

・硯

・新聞紙など(下敷きにするもの)


 

やり方は簡単です。

何といっても、墨をぽたっ!と滴らせるだけですから。

墨が飛び散って床が汚れないように、下に新聞紙を敷くことをお忘れなく!

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今回書いた墨象は、床にノートを置いて、

自分はまっすぐ立った状態で顔の高さから落として書いています。


左手には硯を持って、筆に墨を含ませてやってみてください。

墨の量は、”たっぷり”をオススメします。

”たっぷり”墨を含んでいないと、

滴がなかなかできなくて、待ってられませんので(笑)


ちなみに、今回は顔の高さから落としましたが、

紙面からの距離によって、墨のしずくの形が変わってきます。

半紙に書いた場合の違いで比較してみますね。


身長158cmの人が紙を床置きにした場合です。


(a)膝の高さから滴を落としたとき


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(b)腰の高さから滴を落としたとき

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(c)顔の高さから滴を落としたとき

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しぶきの雰囲気がずいぶん変わってくるんだな、というのが

お分かりいただけると思います。

この距離の法則さえ知っていれば、お好みの柄に調整することも可能です♪


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今回のノートの表紙が、洋紙の硬い紙のせいか、

半紙の場合ほどしぶきが飛びませんでした。

なので、すべて顔の高さから落としています。


高い位置から滴らせると、今度は点の位置が狙ったところにいきません。

数をこなせば、思いどおりに書けるようになるかもしれませんが、

はじめは、遊ばれてる感、満載!


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世界で一つしかないオリジナルノート、楽しんで作ってみてはいかがでしょうか。


 インテリア書家&フォトスタイリスト

小川翔月



 

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デザイン書道家小川翔月