インテリア書家 小川翔月です。
点と線でつくる手書きアートのアイデアを
お伝えしています。
日に日に寒くなってきて、
お家で過ごすことが増えてくるこれからの季節。
ふっと部屋を見渡してみて、
「なんか味気ない、もやっとしている…」と思ったことはありませんか?
海外インテリアのような素敵な部屋にしたいのに、
ちっともならない…と感じているなら、
アイキャッチになるポイントが弱いのかもしれません。
小物をディスプレイできるニッチやチェストが無くても大丈夫!
今回は、壁さえあれば、あっという間に
垢抜けた雰囲気になる手書きのウォールアートをご紹介します。
直線を書くだけで簡単♪
誰が書いても安定する“黄金ルール”を使うので、
大失敗することもありません。
“黄金ルール”とは、
インテリア雑誌でもよく紹介されている「三角形構図」。
安定感があり、多少崩れてもバランスが取れる
この三角形構図を文字に利用しちゃいます。
何のひねりもありませんが(笑)、
外形が三角形をしているアルファベット「A」を書くのがおすすめ!
【用意するもの】
・刷毛
・墨汁
・硯(ハケの幅が取れる大きさの入れ物等)
・セロテープ
・新聞紙
使ったのは、ダイソーのキャンバスです。
今回は、これを9枚使ってみました。
新聞紙を敷いた上に、いったんキャンバスを並べます。
キャンバスのサイズにも個体差があるようで、
並べ方によっては5mm以上隙間があいてしまうところも。
なので、なるべく隙間のできない配置を見つけてみてください^^
パネルが動かないように、2つのキャンバスを4辺8カ所、
セロテープやマスキングテープで留めます。
1周ぐるっと貼り付ける必要はありません。
下準備ができたら、いよいよ書きましょう。
キャンバスの端ギリギリまで書かず、空間を残しておいたほうが、
まとまりがいいと思います。
書き終わるところを左手で押さえていると、
そこに向かって体が動くので書きやすいはずです。
横線は、水平になるように気をつけて^^
綺麗に仕上げるために、
一筆で一気に書いたあとにちょっと調整してみてください♪
・色が入らなかったところは、二度書きしてムラの無いように。
・角のラインがキチンと出るように。
・「A」の一番下のラインを揃えるように。
角のラインは、刷毛で書くのが難しそうであれば、
無理せずに、細めの筆を使って補うとよいと思います。
今回書いた「A」は、スッキリした印象の字体(1)になります。
もう少し可愛い雰囲気にしたいと思われる方は、
(2)のように横のラインを少し下げ気味に
書いてみるといいと思います^^
(3)のように「A」の頂点を中心に、
全体的に幅広めの字体は、よりカジュアルな印象に。
ですが、今回のように刷毛で
きっちりとしたゴシック体風の文字を書く場合、
斜めのラインを、美しく線対象で書くのは実は難しいんです。
まっすぐ下ろす線の方が書きやすいので、
書き始めは右寄りにしています。
左上にできる余白も生きてくるので、縦ライン=垂直な字形がおすすめです。
壁に飾るときは、
キャンバスとキャンバスの間に2cmほど空間を作って飾りました。
縦のラインが曲がっちゃった!
横のラインが、右下がりや、右上がりになっちゃった!
なんて思われた方も大丈夫です^^
壁に飾るときにちょっと調整して揃えることができます♪
あっという間にできるインパクトのあるフォーカルポイント、
作ってみてはいかがでしょうか。
インテリア書家 小川翔月
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