湘南でフランススタイルのフラワー教室を主宰しています、
フラワーコンシェルジュの宮崎いくみです。
朝夕とめっきり冷え込み、本格的な寒さを感じるようになってきましたね。
秋も終わりを迎え、そろそろ冬の足音が聞こえてきました。
冬に向けて、木々も着々と準備。
街中の街路樹の葉が、色鮮やかに紅葉し、
ひらひらと舞い散る姿は、とても美しいですね。
紅葉が進んできた、今の時期に合わせて、
花色も、晩秋を感じる組み合わせはいかがでしょうか!
花材は、
秋らしいこっくりした、
深みのある色合いのものを集めてみました。
赤い実ものや、
紅葉した葉ものを入れると、
しっとり濃い秋色になります。
左から、
赤色のケイトウ、バラの実、黄土色のカラー、紅葉したキイチゴの葉、野ばら。
今回の、花色配色のポイントは、
ディープトーンで合わせること。
トーン(色調)とは、明度と彩度が複合された、
色の印象を表す方法です。
トーンがそろっていることで、
まとまりが感じられます。
ディープトーンの特徴は、
深く濃い色調。
原色に、少し黒が混ざったような、渋い色です。
落ち着いた色合いながら、鮮やかさがあるので、
華やかな雰囲気も感じられます。
道端に落ちている、色鮮やかな葉を拾ってきたので、
家で、この落ち葉を使って、
プチアレンジを作ってみました。
1.落ち葉を準備します。
今回使ったのは、イチョウの葉、モミジバフウの葉。
2.用意するもの。
小さなグラス(小振りなキャンドルグラスを使いました)
麻ひも、輪ゴム
3.グラスに輪ゴムを引っ掛けて、
そこに、葉をはさみ込みます。
4.ぐるっと1周巻いたら、
麻ひもで結んで、とめます。
(輪ゴムが目立つようなら、この時に取り外します)
5.葉の種類ごとに、いくつか作ると、
より華やかな雰囲気が感じられますね。
6.お花は数輪でOK!
器の葉色に合わせて、
ディープトーンの花色でまとめると、
器と調和のとれた、一体感のあるアレンジに仕上がります。
ディープトーンの花色の組み合わせは、
ベージュ、ブラウンなど、茶系のインテリアに良く合い、
落ち着いた雰囲気にまとまります。
重厚な色合いなので、
茶系のクラシック家具や、
ナチュラル系、和テイストのインテリアにもなじみますよ。
渋い赤や、黄土色など、
普段は、濃い色同士を組み合わせることは、少ないと思いますが、
この花色の組み合わせは、まさに「晩秋」ならではです!
こっくりとした深みのある色合いの花で、
晩秋の雰囲気をお楽しみ下さい♪
【秋の花色配色】シリーズ
【秋の花色配色】ベージュ&ブラウン アンティークな花色合わせのコツ