インテリア書家 小川翔月です。
点と線でつくる手書きアートのアイデアを
お伝えしています。
最近人気のInstagramやPinterestで目にする
筆書き文字や手書きフォント。
タイポグラフィー、文字が
インテリアとして取り入れられていることに気づきます。
いいなと思う言葉を飾っているだけで
前向きになれたり、元気になったり、癒されたり…
言葉の力って、案外大きいもの。
だけど、いいなと思うワードはあるのに、
実際はそのハガキやポスターが売られていないことが
多いのではないでしょうか。
そんなときは、自分で書くのが一番♪
手書き文字が映えて、いろいろにアレンジできる
おすすめの”紙”を見つけました!
アイロンでハガキにペタッと貼れる和紙です。
各メーカーから、同じような商品が販売されています。
手書きとなれば、失敗するのが恐い!
失敗したら、ハガキがもったいないし…
そう思って、なかなか手を出せない方でも
筆書きにチャレンジしやすい“紙”です。
官製ハガキを無駄にすることがないので、
これからの季節、年賀状を手書きしたい方にもおすすめです^^
今回は、紙色が純白に近く、濃墨で書くと白黒の色味が綺麗に出る
『アイロン接着和紙(厚口)』を使ってみました。
【準備するもの】
・墨 ・筆、刷毛など ・硯
・アイロン画仙紙 ・ハガキ、厚紙 ・半紙 ・アイロン
サラッとした質感の表面に文字を書きます。
(裏面には糊加工がされているので、触り比べると分かると思います)。
紙が墨を吸い終わって少し乾燥したところで
ハガキの上に作品を乗せます。
キチンと角を揃えるのをお忘れなく!
さらに上に半紙を乗せます。
商品の説明書には書かれていませんが、
今回は墨が完全に乾燥しきる前にアイロンをかけるので、
墨量が多いところの墨を吸い取るために半紙を使いました。
半紙の上から、中温でアイロンをかけます。
アイロンで4、5回押さえたり、滑らせたりするだけで
綺麗に貼れました。
ハガキではなく、厚紙に貼ることもできるので、
フレームっぽくしたり、タグにしたりと使い道はいろいろ♪
筆文字を書くときのコツは、均一な線を書かないこと。
たとえば、大文字の「I」の場合、
小文字の「l」の場合、
筆の抜き方に変化を出して書いています。
「&」では、不自然にならない程度に
一部、かすれたラインを出しました。
フォント文字の場合は、揃っていることで魅せる美しさがありますが
手書きの場合は、逆に、
バリエーションで生まれる線の面白さや深みが
魅力だと思います。
うまく書けたものだけハガキに貼って使えるので、経済的♪
パッケージの作例が和風のイメージのせいか、
ついつい和風っぽくしなきゃ!と思いがちな和紙ですが、
洋風な使い方もできるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。