インテリア書家 小川翔月です。

点と線でつくる手書きアートのアイディアを
お伝えしています。

年賀状の準備も、もうそろそろ本腰を入れてやる時期になってきましたね。

小さい子がお友達に送る年賀状。
どんな年賀状作りのヒントを教えたらいいのかな、と迷いませんか?

jrogawa_20151223_011
 

今回は、前回ご紹介したアイロンde画仙紙を使った年賀状のアイディアを
お子さまバージョンでお伝えしようと思います^^
お絵かき感覚で簡単に作れるのでオススメ♪


基本的に準備するものは、前回と同じものなので
で確認してみてくださいね。 

 
jrogawa_20151223_012

追加で準備するものは、お絵かきで使うクレヨン。

 
jrogawa_20151223_013

糊加工されていない表面にクレヨンで文字や絵をかきます。
書けるようになったひらがなやカタカナ、英語、絵など、
子どもの年齢に合わせて、書く内容を決めてあげるとよさそうです。
太めのクレヨンで小さな文字を書くと字がつぶれてしまうので、
大きめの字にした方がいいと思います。
 

jrogawa_20151223_014

文字の上から朱墨を塗ると、
クレヨンで描いた部分は、朱墨の上に浮き出てきます。

 

さて、いきなりですが、ここで墨の特徴についての豆知識!
(分かりやすいように、特徴が出やすい紙を使っています)。
 

jrogawa_20151223_001

朱墨で横線を書いてみました。(1)

 
jrogawa_20151223_002

(1)に重なるように縦線をかいてみます。(2)
普通、色を塗ると、後から書いた線が上に乗るところですが、
墨の場合は、後から書いた線(2)の方が、先に書いた(1)の線の下に潜ってしまうんです。

 

jrogawa_20151223_003

比べてみると分かるように、書いた順番によって柄の出方が変わってきます。
知らない人は知らない、へ~と思うようなちょっと意外な現象なので
楽しみながら描けるのではないでしょうか。

 


たくさんの文字を書けない小さなお子さまの場合、
「あけましておめでとう」などの賀詞は、
大人の方が手伝ってあげるといいですね。

 
jrogawa_20151223_004

書き終わったら、前回と同じようにアイロンでハガキに貼ります。



 
jrogawa_20151223_005


子どもの字が書かれているだけで、
より素朴でカワイイ年賀状になりそうです^^



次に使ったのは、朱墨ではなく顔彩。
単色でも購入できます。

jrogawa_20151223_006
 

水を含んだ筆で顔彩の表面を撫でるだけで色が取れます。
別の皿にとって、水で薄めて調整しながら使ってみてくださいね。

jrogawa_20151223_007
 

朱墨と同じようにクレヨン文字の上から色を乗せます。

jrogawa_20151223_008
 

透明感や濃淡がキレイに出て派手すぎない、落ち着きのある色なので
ほわっとした印象に^^
(ここで使った色は、紫、黄土、花白緑、紅梅です)。


jrogawa_20151223_009
 
子どもが年賀状を書くことは、教育的な効果もあるようです。
西暦と和暦の違い、十二支、元旦の意味や、お正月の縁起物など
年賀状を書きながら伝えられることは、たくさんありそうですね。


楽しみながら、知育しながら、親子でほっこり手書きの年賀状。
お友達や親戚に届けてみてはいかがでしょうか。

 


インテリア書家 小川翔月







★手書きアート作品をつくるならこちら↓