インテリア書家 小川翔月です。
点と線でつくる手書きアートのアイディアを
お伝えしています。
年賀状の準備も、もうそろそろ本腰を入れてやる時期になってきましたね。
小さい子がお友達に送る年賀状。
どんな年賀状作りのヒントを教えたらいいのかな、と迷いませんか?
今回は、前回ご紹介したアイロンde画仙紙を使った年賀状のアイディアを
お子さまバージョンでお伝えしようと思います^^
お絵かき感覚で簡単に作れるのでオススメ♪
基本的に準備するものは、前回と同じものなので
で確認してみてくださいね。
追加で準備するものは、お絵かきで使うクレヨン。
糊加工されていない表面にクレヨンで文字や絵をかきます。
書けるようになったひらがなやカタカナ、英語、絵など、
子どもの年齢に合わせて、書く内容を決めてあげるとよさそうです。
太めのクレヨンで小さな文字を書くと字がつぶれてしまうので、
大きめの字にした方がいいと思います。
文字の上から朱墨を塗ると、
クレヨンで描いた部分は、朱墨の上に浮き出てきます。
さて、いきなりですが、ここで墨の特徴についての豆知識!
(分かりやすいように、特徴が出やすい紙を使っています)。
朱墨で横線を書いてみました。(1)
(1)に重なるように縦線をかいてみます。(2)
普通、色を塗ると、後から書いた線が上に乗るところですが、
墨の場合は、後から書いた線(2)の方が、先に書いた(1)の線の下に潜ってしまうんです。
比べてみると分かるように、書いた順番によって柄の出方が変わってきます。
知らない人は知らない、へ~と思うようなちょっと意外な現象なので
楽しみながら描けるのではないでしょうか。
たくさんの文字を書けない小さなお子さまの場合、
「あけましておめでとう」などの賀詞は、
大人の方が手伝ってあげるといいですね。
書き終わったら、前回と同じようにアイロンでハガキに貼ります。
子どもの字が書かれているだけで、
より素朴でカワイイ年賀状になりそうです^^
次に使ったのは、朱墨ではなく顔彩。
単色でも購入できます。
水を含んだ筆で顔彩の表面を撫でるだけで色が取れます。
別の皿にとって、水で薄めて調整しながら使ってみてくださいね。
朱墨と同じようにクレヨン文字の上から色を乗せます。
透明感や濃淡がキレイに出て派手すぎない、落ち着きのある色なので
ほわっとした印象に^^
(ここで使った色は、紫、黄土、花白緑、紅梅です)。
子どもが年賀状を書くことは、教育的な効果もあるようです。
西暦と和暦の違い、十二支、元旦の意味や、お正月の縁起物など
年賀状を書きながら伝えられることは、たくさんありそうですね。
楽しみながら、知育しながら、親子でほっこり手書きの年賀状。
お友達や親戚に届けてみてはいかがでしょうか。