こんにちは。
ニットカフェ千編工房のままごと師こと、ニット作家のたきせしげこです。
新年には干支の動物が話題になります。
今年は申(猿)年で、日本では古くからなじみのある動物ですから、
さまざまな猿たちが登場して、楽しいですね。

ニットの猿といえば、編みぐるみですが、
編みぐるみは形がとりにくいのと、好みがありますので、
作る(編む)のは敬遠される方も多いようです。
そこで、モバ編みで、簡単にかわいく、
編みぐるみの形が作れる、かぎ針モチーフのご紹介です。
四角いモチーフの大きさをかえて4枚編むと、頭と胴体ができます。
モチーフの色と柄を利用して、大小の球2個を猿にみたてますので、
形も表情もとりやすく、なんと独り立ちしてくれます。
三猿のできあがり寸法は10cm弱です。

(参考 中細糸 かぎ針3/0号)
●顔(周囲約15cm)
Bモチーフ (ピンク+グレー)1枚
Aモチーフ2段まで (グレー)1枚
●胴体(周囲約18cm)
Cモチーフ (ピンク+グレー)1枚
Cモチーフ 3段まで (グレー)1枚
編み図です。

作り方です。
B(B)モチーフにAモチーフを編んでつなぎながら球にします。

接続位置です。

顔と胴体の裏表をそれぞれ、つないだところです。
この部分までつないで、中身を入れて仕上げます。

中身は、同系色の糸玉をいれると、
すきまから中身が見えても、きれいに仕上がります。
(写真はわかりやすいように白の球を入れています)。

頭(胴)完成です。

耳、手、尾などのパーツを編み、糸始末を兼ねながら本体にとめます。
ボンドで形を整えてもOKです。

手 鎖10目 長編み13目 グレー2枚(又は別糸2枚のダブル)
耳 鎖1目 長編み3目1度 グレー2枚(又は別糸2枚のダブル)
尾 鎖25目 グレー(別糸)1本
目 鎖2目 黒 2個
モバ編みで、独り立ちする、ミニミニ干支猿はいかがでしょうか。
