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気軽なHerbal Lifeを提案しているHerb専科 葉月のTeiko Nozakiです。

天候不順なこの季節、洗濯物は部屋干しという人も多いのでは。
わが家もほとんど部屋干しです。以前は、乾きが遅かったり、すぐに洗濯ができなかったりすると生乾きのあのニオイがつくことがあり、これが悩みの種でした。ところが精油を活用するようになった今、この悩みはほぼゼロに!その気になる部屋干しのニオイ対策をご紹介したいと思います^^

 
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手順はいたってシンプル!
抗菌効果の高い精油を1滴加えた洗濯液にしばらく漬け置きし、あとは普通にお洗濯。漬け置き時間は、洗濯物の素材や汚れによって調整しますが、普段は半日ほど漬け置いた後、洗濯機に液体ごと投入しています。洗い上がりの洗濯物に精油のにおいはありません。


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ポイントは、精油を加えるタイミング。
精油は水と混ざりにくいため、事前に濃いめの洗剤に精油を1滴加え、よく混ぜ合わせておきます。このひと手間で、精油が全体に馴染みやすくなります。

わが家では、植物性原料が主成分の無香料・粉タイプの洗剤を使用。必要量の洗剤を少量のお湯で溶かし、そこに精油を1滴加え、さらによく混ぜ合わせています。手持ちの洗剤と精油の相性が良いかどうかは、事前に試洗いをしてみるとよいでしょう。


 
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部屋干しのニオイの主な原因は、「菌の繁殖」と言われています[1]。
そこでモノテルペン炭化水素類やモノテルペンアルコール類を多く含み、抗菌効果に優れていると言われている精油[2]、Melaleuca alternifolia(一般商品名:ティートゥリー)を選びました。

 

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精油を選ぶとき、何を参考にして選びますか?
香り? パッケージのデザイン? お値段? それともお店の雰囲気?
私が必ずチェックするのは、「精油の品質を客観的に確認できる」かどうか。その目安となるのが精油に添付されいる「成分分析表」です。どんな植物から採取された精油なのかがわかる学名や、農薬はもとより添加物が入っていないか、精油の特性がわかる成分割合などなど。これらの情報を確認した上で選ぶようにしています。ちなみにこれは、PRANAROM社製(輸入販売 健草医学舎 http://www.pranarom.co.jp/ )の精油。


 
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精油はこんな少量で足りるの? と思われた方もいるのではと思います。精油は非常に高濃度なため、1回の洗濯につき1滴で充分。入れ過ぎる必要はありません。Melaleuca alternifolia(一般商品名:ティートゥリー)は抗菌効果もあるので、ニオイ対策だけでなく、洗濯機の中も除菌されるといううれしいおまけ付き^^。この方法をやり始めた頃、排水受けに、剥がれ落ちた洗濯槽裏の汚れの塊が大量に引っかかっていたことがありました。前々からこうなる噂は聞いていたのですが、実際その通りに。

精油は大概10ml瓶で売られているので、これでおよそ200回分のお洗濯に相当します。1日1回の洗濯として1本あれば半年以上持ちます。ちょっとの手間で簡単に部屋干しのニオイ対策、 強力な洗剤を用いずとも、強い人工香料でごまかすことも不要^^ フィトケミカルを上手く活用すると、体にも地球にもやさしい暮らしがそこから始まります。


【注】
・精油は、品質・ご使用方法を必ずご確認下さい。
・精油は、ペットや小さなお子様の手が届かないようご注意下さい。
・精油は、揮発性が高いためしっかりフタを閉め、冷暗所で保存して下さい。


【参考サイト&参考文献】
[1]「部屋干し」のイヤなニオイを防ぐお洗濯のコツ― Lidea くらしとココロに、彩りを。 https://lidea.today/articles/103

[2]ケモタイプ精油事典 NARD JAPAN編集


Photostyling & Photo by
Teiko Nozaki