こんにちは。
ニットカフェ千編工房のままごと師ことニット作家のたきせしげこです。

北欧伝統ニットの編み方の中でも、とても人気のある
「白樺編み(バスケット編み)」の紹介です。

メリヤス編みの小さな面をジグザグに編み進めていくと、
編地は独特の表情になります。
はやりの段染糸を使用すれば、色が面ごとに変化して楽しめます。

今回はモバ編み向きに、その白樺編みを輪編みして、
さらに左右対称に編んでミトンにしてみました。

小さくても編みごたえがあります。

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ゲージは必要ありませんが、
左右対称に編むために、印がたくさん必要です。

糸印を使うと取れづらく、邪魔にならないのですが、
三角の編地からでる糸印はまるで、蛇がペロっと舌をだしているよう。

両方が編み上がるまで目印の糸印がとれません
ですので、お守り糸印つき。蛇ミトンで、守り神蛇ミトンです。
 

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この編地の特徴は全方位的にゴム編みになりますので、
レディースからメンズまでじゅうぶんに使用可能で、
厚手のセーターの上からでも楽にはめられます。

ワンサイズですので、たくさん編んで練習すれば、
プレゼントにもなりそうです。


【用意するものと出来上がり寸法】
参考 3~4号4本または5本短棒針
   糸 中細~太の段染糸 30g(113m)×2個(2つ分)
出来上がり寸法 平置き長さ25cm 幅10cm


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白樺編みの基本のメリヤス編みは
「目数×目数の2倍の段数」です。

今回は6目×12段です。

奇数回段は右に 偶数回段は左に進みます。
(変則で拾い出し段をいれて11段編みです)

偶数回段は表から拾い目、奇数回段は裏から拾い目をします。
(最初の1面を編むときだけ変則で逆になります)。


詳しい編み方は、こちらで解説しています。
「本日も掲載♪クラスタイリング・応用白樺編み帽子&ミトンの指編み」


1段目を編んだところは、こんな感じになります。

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これを輪にして、2回段は左端(4本目の)編み棒で、
「裏から」6目を拾い、表にかえしてメリヤス1段を編みます。

 
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最後の6目めを編むときに、次の面のひと目と一緒に
2目1度。
新しくできる面の編地が上になるように2目1度にするのがポイントです。
滑り目はせずに、毎段編みます。

基本は、この繰り返しです。

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小さくても、存在感も編みごたえもある、白樺編みの蛇ミトン。
モバ編みで、暖かい守り神を編んでみてはいかがでしょうか。

詳しい編み方は、こちらをご覧ください。



ままごと師/たきせしげこ



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