ハーブ&アロマ教室 Herb専科 葉月を主宰しているTeiko Nozakiです。
日々の暮らしを楽しく、気軽なHerbal Lifeを提案しています^^
この時期、暖かな春を待ち遠しく思うとともに、花粉症さんには憂鬱な季節の始まりかもしれません。
ティッシュが手放せない!という人も多いのでは。
そこで鼻ムズムズさんのための、
とりあえず!というときの緩和ケアをご紹介したいと思います。
精油を活用した爽やかな香りつきティッシュが、鼻のムズムズ感をやんわり和らげてくれるだけでなく、気持ちまで楽にしてくれるはずです^^
使うのはMentha piperita(一般商品名:ペパーミント)の精油。
鼻の炎症を和らげてくれる働きがある[1]と言われています。
まずムエット(試香紙)または画用紙を使いやすい形にカットし、精油瓶の口の部分(ドロッパー)に軽く触れ、精油をほんの少し付着させます。
精油は非常に高濃度で香りが強いのため、ほんの少しで大丈夫。
つけ過ぎは禁物です。
この香りをつけたムエットをティッシュの間に挟み準備完了!
たったこれだけで、スーっと爽やかな香りつきのティッシュに変身します。
香りの強さは付着させる精油量で加減して下さい。
それから精油は樹脂を溶かす可能性があるので、アクリル製の容器に直接触れないよう、ティッシュを1枚敷いた上に置いています。
もちろんこの方法、ポケットティシュに活用すればお出掛けのときにも便利^^
ところで、Mentha piperita(一般商品名:ペパーミント)の精油によく似た製品として、ハッカ油があります。
ハッカ油は和ハッカ(Mentha arvensis:一般商品名アルベンシスミント)を水蒸気蒸留して得られる精油で、原材料も異なればもちろん成分も異なります。
清涼感のある香りの成分メントールの含有量が多く、甘い香りの成分メントフランを含まない[2]ため、Mentha piperita(一般商品名:ペパーミント)よりキリっとシャープな香り。
この精油をアロマテラピーとして活用する場合は、消化器系や筋肉系がどちらかと言えば得意分野です。
使うたびスーっと爽やかな香りが、鼻のムズムズ感をやんわり和らげてくれるだけでなく、気持ちまで楽にしてくるティッシュ。
ただしこれはあくまで応急手当です。
早めに適切な治療を受けて下さいね。
小さなお子様や妊娠されている方は、医師に相談し安全を確認した上で行って下さい。
精油の特性がわかってくると、ただ香りを楽しむだけではなく、日常のセルフケアにも応用きるようになります。
そのためには精油の品質であったり、成分であったり、適切な使い方を事前に確認することが大切。
安心・安全にアロマテラピーを楽しむための重要なポイントです^^
【参考文献】
[1]NARD ケモタイプ精油事典 NARD JAPAN編集
[2]ハーブ学名語源辞典 大規真一郎・尾崎由紀子 著 東京堂出版
【注】
・精油は、揮発性が高いためしっかりフタを閉め、冷暗所で保存して下さい。
・精油は、個人の体質により合わないもしくは使えない場合があります。ご使用前に必ずご確認ください。
Photostyling & Photo by
Teiko Nozaki