湘南でフランススタイルのフラワー教室を主宰しています、
フラワーコンシェルジュの宮崎いくみです。
もうすぐ、ひな祭りですね。
雛人形の準備はされましたか?
わが家はマンション暮らしで、雛人形を収納するスペースがなく、
実家に置いたまま・・・
代わりに小さなガラスの雛人形を飾って、
毎年、桃の節句を楽しんでいます。
雛飾りに欠かせないのは、桃の花枝!
枝ものは活けるのが難しい、という声をよく聞きます。
そこで、桃の花に合う、
おすすめの花選び、色合わせについてご紹介します。
今回のアレンジに使ったのは、左から
淡いピンクのピンポンマム、ハナモモ、
ピンク色のスイートピー。
桃の節句は、「上巳の節句」とも呼ばれ、
穢れをお祓いして、健康と厄除を願うことが始まりとされています。
ひな人形を飾り、菱餅や白酒、桃の花を供えるようになったのは、
江戸時代からとのこと。
旧暦の3月3日頃に桃が咲いていたことから、
桃の花を飾るようになったそうです。
桃の花には、厄除けや魔除け、
長寿をもたらす力を持っているといわれています。
そんな桃の花に合わせたのは、
ころんとした形が可愛いらしい、菊のピンポンマム。
和の花ですが、洋風にも合う、使いやすい花材です。
菊は、四君子と呼ばれる縁起の良い花です。
雛祭りにもぴったりですね。
以前こちらの記事でも登場しました。
今回の花色配色は、
「ピンクの濃淡」
花色配色のポイントは、
ワントーンで組み合わせること!
ワントーンとは、1色の配色。
ピンク1色の配色ですが、桃色のピンク、淡いピンク、青味のピンクなど、
さまざまな色味のピンクを、グラデーションでまとめることで、
シンプルながら、表情豊かに仕上がります。
特に今回は、雛人形と一緒に飾る花アレンジなので、
雛飾りを引き立てるためにも、
色をたくさん入れすぎない方が、
大人っぽく、すっきりとした印象にまとまります。
器には、透明ガラスの花器を使いました。
これはふた付きのガラスジャーで、中に小物を入れたりできる雑貨ですが、
花を活けるのにもおすすめです!
足つきなので、華やかな印象になります。
今回は、グルーピングというテクニックで、
活けました。
グルーピングとは、場所ごとに活ける花を決めて、
アレンジする方法です。
枝ものが入るときに、特におすすめ。
簡単にすっきりとまとまります。
ちなみにグルーピングしない活け方はこちら。
ごちゃっとした感じが出てしまいます。
活け方は簡単です。
まず、枝の桃を、左側に斜めに活けます。
次に、ピンポンマムを、桃の隣に活けます。
ちょうど花瓶の中央あたりです。
最後に、スイートピーを、右側の残りの部分に活けて、
空間を埋めていきます。
グルーピングで活けることで、
モダンな印象に、なりました。
すっきりとしたガラス花器に、シンプルな花色配色は、
クラシックや、エレガント、モダン、北欧風など、
さまざまなインテリアに合わせやすいです。
ピンクの濃淡の花で、雛祭りをお楽しみ下さいね^^
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