リメイク大好き、ボンビーおばさんのパインです♪
大阪府八尾市でアンティークショップやってます。
私の家とお店のお庭でゆる~~く育てている、
多肉植物の冬景色と冬越し体験をレポートします。
寒さが到来した冬、葉を落としたニンジンボクの木に、
ぶら下げられたままの小さなバケツの中で、セダムがちょこんと覗いています。
そんな姿は、なんとなくアーティスティックでもありますね。
暑い夏を越し、寒い冬も超え、
数年も逆境の場所で、生き続ける多肉植物がいます。
今年の寒かった冬も、
小さくなったり、しなびたりしながら、
わが家の多肉植物は、がんばって春を待ってくれています。
お店の白い板壁を貼りにかけた、ガラクタのリメイクのシェルフ。
日本の夏の蒸れに弱い多肉植物ですが、西日のきついこの場所で夏を越し、
そして今年の寒い冬もがんばっています。
日時計の上で、日向ぼっこ。
私の場合は、寒さがぜんぜんダメな多肉植物や、
やってきたばかりの温室育ちの多肉植物は、
屋内や霜のかからない場所に移動させています。
ですが、たくさんの多肉植物があるので、
年中、外で暮らしている多肉植物も多いです。
適応能力と生命力を信じ育てていると、
暑い夏を超え、寒い冬を越し、
いつの間にか、お庭に根づいてくれる多肉植物たちがいます。
屋外に放置されて、数年の間に、どんどんのびてユニークなフォルムに。
多肉植物の、強い生命力と、不思議な表情に、ひきこまれてしまいます。
多肉植物の冬の楽しみといえば、
種類によって、真っ赤になったり、黄色になったり、紫になったり、
色を染めることです。
寒い中、太陽の光をいっぱい浴びて、
水分が不足すると、色を染めるらしいです。
いじめられると紅葉すると言う説もある多肉植物、
いごこちの悪そうな場所で、色を染めています。
植えているブリキの缶や雑貨、古道具なども、
年とともにペンキがはげたり、錆びたりと、時の経過を感じさせてくれます。
そして、多肉植物の姿形もそれに似合うように、
ジャンクに変化していくので、オモシロイです。
貧相で、お行儀の悪い 冬の多肉植物の姿に 惹かれていきます。
レンガの隙間で、紅葉して縮こまって 春を待つセダム。
寒さで しなしなになってダメにしたり、凍らせて、
ゼリー状になって枯らせてしまったり、
枯れたと思っていたら、小さくなって生きていたり、
春になってたら出てきたので喜んだり、
たくさんの失敗を繰り返しながら、
私は、多肉植物のある、JUNK GARDENを楽しんでいます。
私の住む大阪は、今年の冬は寒かったわけではないのですが、
最低気温が例年をかなり下回る日が、1~2回、ありました。
わが家の多肉植物たちは、鍛えられていたのか、たまたまだったのか、
大した被害はなかったのですが、
お店に来るお客様は、「いつもは大丈夫なのに、今年は寒波のあと半分くらいの多肉植物がダメになった」と、嘆いている方が、数名いらっしゃいました。
比較的、温暖な地域での、あくまでも私の育て方ですので、
正解とはいえませんが、多肉植物の冬越しについて、記してみました。
大阪の夏はかなり暑く、蒸れ弱い多肉植物の夏越しは難しいのですが、
それに比べると、冬越しの方が比較的、容易です。
多肉植物の種類はほんとにたくさんありますが、寒さに強いものも多いです。
寒さに弱いと思われるものは室内に取り込み、
それ以外の多肉植物も、できるだけ軒下に入れてあげてください。
外で冬越しをさせる場合は、晩秋から水やりを減らし、
ほぼ断水か、月に1度程度、暖かい日に水やりにしてください。
冬は、よく太陽が当たる場所に、置いてあげてください。
★寒さに弱いと思うもの★
アデニウム、ハートカズラ、アロマティカス、サボテンやカランコエ属(寒さに強いものもありますが)、などは室内に移動しましょう。
参考のため、うちの店と家の外で冬を越した、寒さに強いと思われる多肉植物を寄せ植えにしてみました。
十二の巻・ブロンズ姫・銘月・星美人・白牡丹・万年草・火祭り・ミロッティ・センペル・テラドナetc
ガステリア・エケベリア・虹の玉・万年草・おぼろ月・初恋・恋心・ハルオシア・鳳凰菊・黄麗・若緑etc
まだ他にもありますが・・・
あくまで、お店とわが家の庭で冬を越した多肉植物です。
いったんは枯れたり、小さくなって、春を待つ多肉植物もいます。
左上/紅葉したミセバヤは、枯れて葉っぱを落とします。
左下/でも、根っこの方には、もう赤ちゃんのミセバヤが、見え隠れしています。
右上/子持ち蓮華も無くなったと思ったら、赤ちゃんが出て来ています。
右下/セダムは、寒さで紅葉して小さくなりながらも、がんばっています。
★一般的に、寒さに強いと思うもの★
ハルオチア属 (ハルオチアオブツーサや十二の巻など。)
センペルビブム属
エケベリア属(立田・白牡丹・パーティードレスなど。)
セネシオ属(七宝樹・青涼刀など。)
セダム属 (黄麗、銘月、虹の玉、日本が原産地の万年草系など。)
グラプトペダルム属 (ブロンズ姫、朧月・秋麗)
など。たくさんありますが、品種により寒さに弱いものもありますので、
事前に調べるか、購入の際に園芸店で確認してください。
長年、西日のきつい場所にいる多肉植物の寄せ植え。
寒くなると色づいて、道行く人に愛想をふりまいてくれます。
置く場所でも変わります。
建物の東側、南側など寒風が直接当たらない、陽だまりのような場所では、
楽に越冬する可能性が高いです。
同じ寒さでも、建物の北側、コンクリートの上や、風の強いときは、
冷えがきつくなります。
平地と山沿い、海岸付近でも違います。
買ったばかりの温室育ちの多肉植物は、寒さに弱いので、
暖かい場所に置いてあげてください。
植えたばかりの物多肉植物でしっかり根を張ってないものも、
枯死してしまう可能性が高いので、注意が必要です。
これらの条件がうまく合っていれば、
少しくらいの霜でも大丈夫なことがありますが、天気予報に注意して、
やはり 霜にあてない、凍らさない! 加湿にしない! のが、一番です。
0度を下回る寒波が来そうなときは、軒下に移動させるか、
不織布や新聞紙を2重にしたものを掛けてあげると、かなり違います。
軒下に置いたものでも、
寒波が来そうなときは、やはり上から何かかけてあげるほうがいいです。
ただ、あまり大事に育てると、弱い株になってしまいますので、
しっかり太陽にあて、冬の寒さにあてることで株が強くなり、
紅葉したり、本来の美しさを楽しめると思います。
少しくらい 厳しく育ててあげる方がいいかもですよ。
できるだけ毎日、様子を見てあげてください。
あれっ?って思ったら、体調を崩す前に、救出してあげてくださいね。
医療用洗面台に寄せ植えした多肉植物。
寒さで植えたときよりも、小さくなっています。
春になったら、きっと、もりもり元気になってくれると思います。
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