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湘南でフランススタイルのフラワー教室を主宰しています、
フラワーコンシェルジュの宮崎いくみです。

5月5日は、端午の節句です。

わが家でも子どもの初節句でいただいた兜を飾り、
花菖蒲を活けました♪

昨年までは、兜とセットについていた金屏風と一緒に、
ディスプレイしていたのですが、
今年は、klastylingのこの記事をみて、
アクリル板を購入して、モダンに飾ってみることにしました!


 
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モダンな兜飾りに合わせたくて、
花菖蒲も和モダンを意識して活けてみました。

この「モダンに活ける」いうのが、
難しい~という声をよくききます。

そこで、モダンに活ける3つのポイントと、
菖蒲の花に合わせる、
おすすめの花色配色についてご紹介します。


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用意するのは、花菖蒲と、オクラレルカの葉。

端午の節句といえば菖蒲の葉。
葉や根に芳香があることから、
邪気を祓うとされ、家の屋根や軒先に吊るしたり、
枕の下に置いて寝たり、
お風呂の中に入れて、菖蒲湯にしてつかります。

ちなみに菖蒲の葉(ショウブ科ショウブ属)と、
花の咲く花菖蒲(アヤメ科アヤメ属)は、
別の植物です。

オクラレルカは、アイリスの一種(アヤメ科アイリス属)
葉の流通が多く、アレンジや生け花によく使われています。

剣のように尖った長い葉が特徴で、
丈夫で長持ちする葉ものです。
 

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今回の花色配色は、
「藤色&黄緑色」

淡い青みのある紫の藤色に、
萌え出る若葉のような、明るい黄緑色を合わせました。


以前の記事で、

雛人形と一緒に飾るときには、雛飾りを引き立てるためにも、
色をたくさん入れすぎない方が、大人っぽくすっきりとした印象になる、
と解説しました。

今回も、同じように、
主役の兜飾りを引き立てるために、
花菖蒲の藤色をメインカラーにして、
あとは、黄緑色のグリーンのみを合わせ、
色数を少なく、シンプルにまとめました。


花色配色のポイントは、
グリーンの色合いが、淡すぎず、濃すぎず、
新緑の季節に合う、明るい黄緑色を選ぶこと。

初夏らしい、すっきりとした爽やかな雰囲気になります!

 

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花器には、IKEAのシリンダー花瓶を使いました。
以前登場した記事はこちら

3つのセットのうち、
今回はいちばん背の高いタイプを使います。

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モダンに活けるポイントです。

【ポイントその1】
まずは、葉のオクラレルカを花瓶の高さの2倍と少しの長さで入れます。

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【ポイントその2】
菖蒲の花は、花瓶のフチにそわせるような高さで活けます。

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【ポイントその3】
何本か花を入れる場合は、少し高さを変えて活けます。

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葉の線が際立ち、
キリッとしたモダンな印象になります。


今回の花飾りは、
白を基調とした、
シンプルモダンなインテリアが好きな方に、
特におすすめです。
和風のテイストや、ナチュラル系のお部屋にも、
合わせやすいですよ。

 

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初夏らしい配色の菖蒲の花飾りで、
端午の節句を楽しんで下さいね♪

 


フラワーコンシェルジュ
宮崎いくみ

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