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暮らしのフラワーフォトスタイリスト
すずきみさえです。
 
野の花・庭花・道端の花の
カジュアルアレンジを
研究・ご紹介しています。


突然ですが、
プリザーブドフラワーアレンジの処分に困ったことはないですか?
※プリザーブドフラワーとは特殊加工技術により、
色合い・質感が生花に近い状態で長く保存できる花のことです。

友人に よく聞かれるのが
「いつが捨てて時?」
「何か活用方法はない?」
「ホコリがかぶっちゃうけど どうしたらいい?」など。

自分で作ったものだったらまだしも、
プレゼントでいただいたものだったりしたら、余計に考えちゃいますよね。

「ホコリをかぶって、バラの花の色あせが気になる。
花びらが裂けてきた。
そして、ちょっと汚くなってきたな~と感じたら
処分してもいいのでは?」
とお答えしていますが

レジンブローチを作ろうと、いろいろ試作していましたら
片づけようと思っていたプリザーブドフラワーアレンジを再利用できました!
棚から牡丹餅^^

ちょっとすてきにできたのでご紹介しますね。

レジンブローチの作り方のポイントは
1.丁寧にレジンを塗る
2.花やデニムを土台に付けるときに注意する
3.横から見てもきれいになるようにつくる
です♪


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つけてみると、このような感じです。
私、花の教室をしていますが、普段花は身につけません。
花をつける柄じゃないのよね~と思っています。
このくらいだったら、身につけることができる!と思って作りました。
 

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材料はセリアで揃えました。
UVレジン液(クリア・ハードタイプ)・筆(画筆セット)・シリコンの型(楕円形)・ブローチピン
細いワイヤーまたは木綿糸です。

UVレジンのソフトタイプも使ってみましたが、
ハードタイプの方がサラッと乾いたのでハードタイプを使いました。

  
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リボンの代わりに履かなくなったデニムを再利用。
カットして使います。
長さ約10cm×2.5cmです。
デニムの色もいろいろあるので花に合わせて、お好みで決めてくださいね。

他の色のプリザで色合わせをしてみたので
合わせてこちらもご覧ください→


  
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アレンジからプリザーブドフラワーをはずすときは
スポンジ、または土台に付いていると思うので
根元に指を入れ、引っぱり出すようにしてください。

アジサイは切れていないものを選ぶといいですよ。
出来上がりがきれいになります。

  
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花が9つくらいあるといいかしら。
アジサイの大きさもいろいろあります。
小さいアジサイの場合はもっと数があった方がボリュームがでると思います。

花びらに見えている部分は、実は花を支えるガクなのです。
なので、ガクが9つと言ったらいいのかもしれませんね。

アジサイは固まりで採れなかったとしても大丈夫です。


 

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レジンを、要らないプラスチックの蓋などに使う分だけ出し
筆で塗ります。
セットの筆は6号の筆が使いやすかったです。

私は素手で作りましたが
皮膚の弱い方やアレルギー体質の方はかぶれることがあるそうです。

作っていて、臭いも気になりました。
換気も忘れずにしてくださいね。

※使う前、使用中はレジンを逆さにしておくと、液が出やすいです。
※家の中でも窓の近くで作業していたら、固まり始めてしまいました。
窓の近くは紫外線が入っているので気をつけて下さいね。

一度に表も裏も塗れなくても大丈夫です。
ある程度塗れたら太陽光にあてます。

  
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天気の良い日でしたら、あっと言う間に固まります。(5分以内)
曇りの日は固まりにくく、改めて天気のよい日に太陽光にあてました。
お天気の良い日に作るのがおすすめです。
※固まるときに熱をもちます。熱くなるので気をつけてください。

”塗ったら太陽光にあてる”を3、4回繰り返してください。
たくさん塗るほど厚みがでます。
触ると塗り足りない部分がわかるので、触りながら塗ってくださいね。

ここでポイント1!です。
丁寧に塗るときれいに仕上がります。

  
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レジンはボンドと思ってもらえばいいと思います。
バラバラなガクでもレジンを塗ればガク同士でつくので
隙間が空いているところなどに入れてください。
矢印の所に入れました。

形は丸っぽく。
ここまででレジン液を2本使いました。

  
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シリコンの型で、ブローチピンをつけるための土台をつくります。
型の底が隠れるくらいにレジンを出して
太陽光にあててください。

  
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固まったら、シリコンの型から取りだし
花にレジンでつけます。

ポイント2は
花を、楕円形の土台の中央より向かって左につけます。
この後の作業で、デニムのきれを右側につけるからです。
デニムをつける場所を残しておいてくださいね。

  
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デニムは上下左右の糸をほどきます。
先がとがったハサミなででもいいし、剣山を使っても簡単にほぐれます。

  
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小さな輪ができるように
ワイヤーや木綿糸などで結びます。

  
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デニムのワイヤーは根元で切って
シリコンの型でとった土台にレジンでつけます。

少し斜めにつけるとバランスよく仕上がります。

デニムをつけたら確認して下さい。
横から見て隙間はないですか?

ここが
ポイント3!です。
横からみてもきれいになるように。
隙間があったらそこへ花を足してくださいね。

  
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最後にブローチピンをレジンでつけます。

その都度、太陽光に当ててくださいね。

まだレジン液が残っている場合は、
追加でアジサイに塗ってください。
レジン液は3本使いましたが、もう少し塗ってもいいかと思いました。


  
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レジンで固めても立体なので平面のものより壊れやすいです。
洋服につけるとき、ガクは持たずに土台を持ってくださいね。

洋服を着る前につけておくのがおすすめ。

太陽光だけでほんとうに作れるので♪
(家と庭の往復は何度かするようですが)

楽しいのでぜひ作ってみてくださいね~


★レジンでつくる花のクラフトはこちらも好評です