「自然はいつのときも作曲家たちの霊感(インスピレーション)の源泉で
あり続けてきました」
今年もGWに開催されたクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ」を産んだ
アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンが公式本で冒頭に記した言葉です。
公式本URL
こんにちは。
PIANO SALON OTOHA主宰&フォトスタイリストのOTOHAです。
Klastylingでもご紹介した
GWの風物詩クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」、
今年も大盛況でした。
「La nature 自然と音楽」テーマビジュアル
画 四宮義俊(しのみや よしとし)氏
●テーマビジュアル
今年の全来場者数はなんと約42万9千人!
期間中は、さまざまなSNSサイトでハッシュタグ#LFJ2016をつけてシェアされた
生の声が、会場内のディスプレイやサイトで表示されていました。
期間後は、LFJロスやフォル・ロスのコメントも。
ルネ・マルタンは、この音楽祭のテーマを具現化するにあたって、
「四季」「四大元素(風・水・火・土)」「風景」「動物」を想定し、
1600曲の楽曲を集め、その中から約900曲を、
それぞれのコンサートプログラムとしたそうです。
その膨大な「自然と音楽」の中から私が5日東京にて聴いたものを中心に
今年のラ・フォル・ジュルネを残しておきたいと思います。
注目の「耳のためのシネマ」。
まさに自然は音楽!を体の隅々まで体感できました!!
●耳のためのシネマ
一日パスポート券もあるメインホールのAホールでは、
「モーツアルトと自然~名手が奏でる春の協奏曲」を聴き、
若さあふれる清々しいモーツアルトを楽しみました。
●「モーツアルトと自然~名手が奏でる春の協奏曲」
今年もあちらこちらに小さなお子様連れのご家族がたくさん。
「丸の内スタンプラリー」も大人気でした。
日比谷野音での脱ジャンル音楽 パフォーマンス集団『渋さ知らズ オーケストラ』の
「ナチュールピクニック!~動物たちのカーニバル」。
型破りなサンサーンスに驚かされっぱなしでした。
●渋さ知らず
●ナチュールピクニック!~動物たちのカーニバル
「音楽の後のビールは格別」とは夫談。
普段クラシック音楽をほとんど聴かない彼も
この音楽祭は毎年、楽しそうにつきあってくれます。
東京国際フォーラム名物、屋台村。今年も大満足でした。
●屋台村
八角形の屋外特設ステージ「地上広場キオスクコンサート」。
演奏スタートを待つ間もムッシュ・ナチュールが笑いを届けてくれて。
「Senzoku Hands On'Semble」による民族打楽器ライブのパワフルな演奏に
周りもみなエキサイトしました。楽しかった~♪
●「Senzoku Hands On'Semble」による民族打楽器ライブ
実際、参加できたプログラムはほんのわずかでも、
このイベント全体が、
あらゆる音楽の中に「自然と音楽」という豊かなテーマがあることに
気づかせてくれました。
最初に音楽を奏でたのは、自然。
そのことを心に刻みます。
来年のテーマは、ダンス!だそうです。
ルネマルタンマジック、どうぞお楽しみに。