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 インテリア書家 小川翔月です。

点と線でつくる手書きアートのアイデアを
お伝えしています。


以前ご紹介した100均の英字新聞を使った手書きのアート。




この時使ったフレームは、
20cm×25cmほどの小さめのもの。

ワークスペースに飾るには、
圧迫感もなくちょうど良かったのですが、
ベッド脇に飾るには少々小さすぎる印象で・・・

今回、一緒に飾れるような大きめのアートフレームを作ってみました。
(フレームサイズ:35cm×44cmほど)



筆書きした文字アートは、
乾くとほぼ、紙にシワが寄ってしまいます。


小さい頃、習字で書いた作品が
皺くちゃになってたのを思い出しませんか?


そんなシワだらけの紙を
そのままフレームに入れると、
こんな風にちょっと残念な感じになっちゃいます。

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でも、ちょっとした下準備さえすれば、
素敵に仕上がるんです。

なので、今日は
このシワを簡単にアイロンで伸ばす方法をお伝えします。


その方法は“裏打ち”というのですが、
しわが伸びて見栄えがよくなるだけでなく、
作品の補強にもなるので、覚えておくといいですよ^^


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【用意するもの】
・新聞紙
・フェルト
・霧吹き
・アイロン

フェルトは100均のもので構わないので
作品より大きいサイズを準備してくださいね。


 
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今回使ったのは、展墨鮮。
アイロンでできる裏打ち紙です。

同じ商品はネットショップでは見つけきれなかったのですが、
こちらが類似商品で、使い方は一緒です。



 

新聞紙の上に作品を裏返しにして置き、霧吹きをします。
 
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ムラのないように、全面しっかりと濡らしたら、
5~10分ほど置いて少し乾かします。
紙に均等に水が渡って、しわが伸びてくるんです。

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シワのない綺麗な新聞紙をフェルトの上に。
さらにその上に、作品の表面を下にして置きましょう。

幾重にも重なって、上下混乱しちゃいそうですが、
トップの文字が、逆さになってたらOKです♪

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そして、最後。
展墨鮮のツルツルした面を下に向けて、乗せます。

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矢印の方向にアイロンをかけます。

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一通りアイロンかけ終わったところで
表に返してみました。

まだシワだらけ・・・

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でも、大丈夫です^^


 

新聞紙もシワになっていたら、取り外して。
フェルトの上に直接作品を置いて、再度アイロンをかけます。
今度はしっかりめに。

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この工程は、商品の取り扱い説明書にも書いてないんですが、
下に敷いている新聞紙が皺くちゃだったら、
かなり高い確率でしわが残ってしまいます。

そして、たいてい新聞紙は寄れているはずなので、
フェルトは必須だと、私は思います。



 

アイロンをかけ終わると、
シワが取れて綺麗になってます♪
ただ、紙自体がくるんと丸まってきてしまいます。

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なので、重しをして、しばらく放置しておきましょう。

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紙の丸まりがおさまってきたら、
フレームに入れます。

既成のフレームにマットがついていたら、
マットの裏からマスキングテープなどで四隅を留めて。

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すべてセットしたら、完成です☆

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では、おさらい^^

【アイロン裏打ちで失敗しないコツ】
 
1. 霧吹きをしたら、しばらく(5~10分)置いておくこと。
  →水たまりが残っていたら、失敗します。
 
2. アイロンをかける方向に気をつけて。
  →空気を外に、外に出すように。
 
3. シワになった新聞紙は取り外すこと!
  →繰り返し言います(笑)。
   皺くちゃの新聞紙の型が、作品にうつって失敗します。
   私、経験済みです。何度も泣きを見ました。






さぁ、作品が完成したら、
あとは壁にかけるだけ♪


とはいえ、
賃貸の方は、壁に穴があけられないので、
壁を使ったデコレーションに挑戦できないかもしれませんね。

私は、性格的に壁に穴をあけたくなくて(笑)。
やたらと無印良品の「針の細い画鋲」を使ってます。

それでも、重さのあるフレームは掛けられないので、
別の方法でウォールデコを楽しんでいます。


壁に穴をあけずに
いつまでもキレイな壁を保ちたい方は、
こちらが参考になるかもしれません^^





 
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複数のフレーム使いで、
憧れの海外風インテリアに一歩近づけました♪

文字アートのあるインテリア。
楽しんでみてはいかがでしょうか?




インテリア書家 小川翔月