プリザーブドフラワーとアーティフィシャルフラワーの
フォトスタイリスト月見みづほです。
室内での花撮影のコツをお伝えしています。
室内で花の撮影をするとき、
カメラのピント合わせはどうされていますか?
カメラの使い方がよくわからず、
ピント合わせはカメラ任せ・・・というのは、
ちょっともったいないです。
カメラ任せでも、理想的な場所にピントが合えばいいのですが、
花撮影の場合、そうならないこともしばしばなんです。
写真を見るとき、
人の目はくっきりとピントの合った場所に行くので、
まさにピントは命。
ピントが他のアイテムに合っていたら、
自分が見せたいものがきちんと伝わらないことになります。
フラワーアレンジメントの作品を撮る場合の、
ピントを合わせる位置と、アレンジの見え方の違いを見てみましょう。
まずは、
花芯にピントを合わせた写真。

赤い枠(ローズの花芯)にピントを合わせています。

視線は、自然にアレンジにいきますね。
次に、
トレーの中のカードにピントを合わせた写真。

赤い枠(カードの文字)にピントを合わせています。

文字がくっきりと写っているので、文字が一番に目に飛び込んできて、
ついつい文字を読みたくなります。
アレンジがなんとなくぼんやりと写っているので、
目がいくのは二の次になりがちです。
最後に、
背景のポスターにピントを合わせた写真。


赤い枠(背景にあるポスター)にピントを合わせています。

背景にあるポスターがくっきりと写っているので、
すぐにポスターに目がいきます。
手前にあるアレンジは完全にぼけてしまっています。
これでは、ポスターが主役で、せっかくのアレンジは脇役 ...
という写真になってしまいます。
花の撮影でも、やはりピントは命。
ピントは、アレンジの主役となる花の花芯に合わせて
作品に目がいく写真を撮りましょう。
【花の室内撮影のおすすめピント合わせ】
まずは、室内の花撮影では...
AF動作は「ONE SHOT AF」と、
AF(オートフォーカス)を設定しておきます。

その上で、いちばんのおすすめピント合わせは、
三脚にカメラをセットして、
AF方式「ライブ1点AF」を選択して、
液晶画面を見ながら、撮影する方法です。
液晶画面内にある白い枠が、
タッチや十字キーで自由に動かせるようになります。
ピントは白い枠内に合います。
シャッターボタンを半押しして、白枠が緑に光れば、
ピント合わせはOK!
シャッターを切るとピントが合った写真が撮れます。
Canonのカメラを例に操作方法をご紹介しました。
カメラによって操作は異なりますので、取扱い説明書でご確認ください。
使い慣れていない方には、
Canonのカメラを例に操作方法をご紹介しました。
カメラによって操作は異なりますので、取扱い説明書でご確認ください。
使い慣れていない方には、
三脚使用は少々億劫に感じるかもしれませんが、
手ブレを気にせずに、
高画質でキレイな写真が撮れることが
いちばんのおすすめポイントです。
三脚をお持ちでない方には、
上記と同じ設定で、カメラを持って、液晶画面を見ながら、
スマートフォンのようにタッチで撮影することもできます。
この方法はとても便利ですが、カメラが固定されにくいので、
手ブレしやすくなるので注意が必要です。
手ブレないように、両脇を閉めて、
しっかりとカメラを固定して撮影しましょう。

人の目をひきつける素敵な写真にするために、
見せたいところにきちんとピントを合わせて撮る。
ぜひ試してみてください!
フォトスタイリスト 月見みづほ