こんにちは!
神戸在住のフォトスタイリスト 矢野美喜です。
同期メンバーで結成しているチーム関西で京都のお勧めスポットをご紹介します。
叡山電車の貴船口を降りると、澄んだ水と涼しげな川の水音、
生命力あふれる鮮やかな木々の緑が美しい別世界。
京都の奥座敷として、夏の暑い季節には涼を求めて多くの人が貴船を訪れます。
貴船神社は気が満ち溢れるパワースポット。
京都市内から片道一時間弱、都会の喧騒から離れ少し足を延ばして
パワーいっぱい、幻想的で空気もきれいな貴船を訪れてみませんか?
美しい撮影スポットもいっぱいですよ。


貴船神社は全国に約500ある総本山です。
遠い昔、初代天皇である神武天皇の母である玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)が
黄船で淀川、鴨川、加茂川をさかのぼり、
鞍馬のこの土地に水神を祀って社を立てたことが貴船神社の始まりとされています。
「貴船」と書きますが、もともとは「気生嶺」「気生根」と書かれ、
「太陽のエネルギー、気が生じる山・根の場所」という意味だそうです。
ですから、気力がない(気が枯れた)人にとてもよいということで、
古来から参拝者が絶えない神社でした。

夏の京都ということで浴衣で訪れましたが、
記念写真にピッタリな撮影スポットがいっぱいです。
この神社の入り口から参道に並んでいる赤い燈篭は記念写真には外せません。


今ではどこの神社でも目にする絵馬。この絵馬の発祥の地が貴船神社です。
日照りが続いた時は黒い馬を、雨が続いた時は白い馬を献上したそうです。
それがいつからか、絵に描いた馬「板立馬」(現在の絵馬)を奉納したといわれています。
長い歴史がありますね。

本宮と奥宮には
水を司る神である高龗神(タカオカミノカミ)が御祭神として祀られています。
水占いは貴船神社の名物です。
おみくじを御神水に浮かべると、文字が浮かび上がってきます。
文字が出てくるまで、ちょっとドキドキ気分も味わえます。
水の神様は何でも知っているから、水占いは恐ろしく当たるといわれていますよ。


結社(中宮)は磐長姫命(イワナガヒメノミコト)を祭神とし、
縁結び・恋愛成就の神様として信仰されています。
平安時代には、和泉式部が不仲だった夫と復縁できるようにと祈って
見事に願いがかなったことから縁結びで有名です。
その一方で縁切りの神、呪咀神としても信仰されており、
丑の刻参りでも有名です。
元々は「丑の年丑の月の丑の日の丑の刻」に
貴船明神が貴船山に隆臨したとの由来から、
貴船明神が貴船山に隆臨したとの由来から、
丑の刻に参拝して願いをかけることは心願成就の方法であり
呪咀が本来の意味ではなく、時代の変遷と共に本来の意味が変わったようです。
磐長姫命が司る「縁」は恋愛だけでなく、
人との出会いや機会(チャンス)を得ることも意味します。
恋愛が一段落した方にもご利益はいっぱいです。
二拝二拍手一拝で参拝しましょう。



万物のエネルギー「気」が満ち溢れている貴船神社に訪れると、
良い気の巡りになり、本当に心身ともにリフレッシュして、
その土地から出るパワーを感じました。
厄除け、運気上昇したい人。
「何か変えたい」「最近運気が下がっているな」という人は
ぜひお勧めします。
縁結び、復縁したい人。
仕事などを含め、人間関係の良縁を期待したい人、
素敵な人に巡り合いたい人にもお勧めです。

少し日常を忘れて気分転換したい方も、神社の御利益にあやかりたい方も、
自然の中でマイナスイオンを浴びてリフレッシュしたい方も、
旅の一つの選択肢として提案したいと思います。
貴船神社
撮影:辻本真奈美
コーディネート・きものスタイリング:能口祥子
モデル:永井佐幸 ラッピングコーディネイター
モデル:船積優子
フラワーフォトスタイリスト
文、モデル:矢野美喜