「何を着ればいいのか、わからない・・・」
ワードローブの前で、小さくため息をつく。
少しはおしゃれの経験を積んできたつもりの40代以上の女性にも
そんな悩ましい一日があるのではないでしょうか?
こんにちは。
Klastyling編集担当の藤岡信代です。
冒頭に書いたのは、何を隠そう私のことです。
おしゃれの自信はからきしないのですが(笑)、
少しは似合う服を見つけてきたつもり。
それなのに、「自分のスタイルがある」とは言えない・・・。
そんな私に窪田千紘さんがすすめてくれたのが、今日、ご紹介する
『普通の服を、はっとするほどキレイに着る』。
定価1300円 宝島社
著者は、月間40万PV、69歳の人気ブロガー
マダムHこと佐藤治子さん。
アパレル業界で長年、デザイナーとして活躍し、
現在は「REMODE」という服のお直しサロンを経営されています。
マダムHのブログ
マダムHのブログ
キャリアは40年以上というファッションのプロが、
本書で、おしゃれに悩む大人の女性たちに伝えてくれるのは、
「自分のスタンダードを持つ」ということ。
「自分の制服」をベースに、ヴィヴィッドカラーを取り入れて。
おしゃれの基本は、普通の服をきれいに着ること
服装の基本は、ジャストサイズ
40代から着こなせる、ベーシックアイテム
などなど、
見出しに並ぶ言葉はどれも、
流行にとらわれず、
自分自身の体型やスタイルと向き合う服選びのアドバイスです。
読み進むうちに、私がなぜ
ワードローブの前でたびたび固まってしまっていたのか?
理由が、痛いほど(実際に心が痛みました)理解できました。
私のワードローブには、私らしいスタイルをつくるための
スタンダードになるアイテムがなかったのです。
マダムHの「自分の制服」。白のシャツ、Vネックカーディガン、エルメスのカレ。
自分のスタイルをつくる服選び、という視点は、
具体的に、マダムH流「自分の制服」の作り方という章で
学ぶことができます。
「自分の制服」と呼べるものがあることが
いかにかっこいいことなのか、
流行のガウチョパンツやロングカーディガンを着こなすことより
ずっと大切である理由が、
きっとおわかりになると思います。
「自分の制服」をベースに、シーズンごとのテーマを楽しむことも。
「自分の制服」をベースに、シーズンごとのテーマを楽しむことも。
最後となる第5章には、業界の裏事情をからめて
お洋服の価格の考え方が語られていて、
ファストファッションでもお買い得の服を探せるコツを
学ぶことができます。
お洋服をもっと大事に選ぼう!
という気持ちにさせる本でした。
これはご一読をおすすめします!!