雑草アレンジ研究家
暮らしのフラワーフォトスタイリスト すずきみさえです。
秋が深まってきましたね♪
庭のブルーベリーの葉も色づきました。
そして、ススキの季節♪
ススキのことを『カヤ』と呼ぶ方もおられるのではないでしょうか?
『カヤは手を切るから気をつけなさい』
幼いころ、母から言われたことを思い出しました。
『カヤ』はススキやヨシのイネ科の植物の茎や葉のことで
『刈る』からついた呼び名なんですよ。
さて、
先日はススキのアレンジを見ていただきました。
↓
この秋はススキのアレンジをいくつか作って
季節を楽しんでいるのですが
ススキでフクロウ(ミミズク)も作ってみよう♪と昔の記憶をたどりつつ
作ってみました。
フクロウは縁起物なのをご存じですか?
縁起物もいろいろありますが
フクロウは
『福が来る』 『苦労がない』 『首がよくまわる』(首がほぼ360°回るので)
と言われ、愛されていますね。
海外では
先見の明がある。学芸と知性をつかさどる。
などと言われ、
その表れでしょうか、
フクロウが学者さんのようなイラストを見た事があります。
部屋に飾ったら、愛らしいフクロウに 思わずにっこり。
自己流ですが
フクロウ(ミミズク)の作り方をご紹介しますね。
材料はススキ10~15本
目やくちばし、耳用に クヌギの帽子(殻斗)・椿の殻を使いました。
結ぶ用に麻ひも(約30cm5本)を用意します。
目や耳は紙に書いてもいいし、他のどんぐりなどでもOKです。
まず、顔を作ります。
ススキ3本を揃え
(ススキの穂の量をみて本数は調節してくださいね)
下から1/3~1/4程度のところで結びます。
結んだところから下へ穂を下ろして
丸い顔を作ります。
後で顔のパーツをつけるので
パーツがつけられるか確認しながら顔の大きさを決めてください。
失敗例
顔が小さすぎてクヌギ(目)で顔が覆われてしまうこともありました。
顔の大きさが決まったら 結びます。
ここから、体を作っていきますね。
顔の周りにススキを並べます。
見本を作るのだからと、気合が入りすぎてススキが立派過ぎました。
ここまで立派なススキを使わなくても大丈夫です。
体を作るときに持て余しぎみになってしまいました。
後で少しカットしたくらいです。
顔の周りにススキを並べたら結びます。
結ぶ位置は
頭を作った時に結んだ位置か、それよりも少し上で
結びます。
結んだところから穂を下へおろして
(顔を作った要領です)
身体を作り、足元の位置で麻ひもを留めます。
顔のパーツをつけていきます。
クヌギの帽子(殻斗)に目をマジックで書いて
ボンドで貼ります。
グルーガンでもOKです。
椿の殻を割って
くちばし、耳にしてボンドで貼りました。
えっ、タヌキ?になってしまいましたが
ご愛嬌(笑)
後にわかったのですが
フクロウ(ミミズク)の耳に見えるのは耳ではありません。
羽角と呼ばれる飾り羽毛です。
本当の耳は目の横にありますが、獲物の場所を正確に捕えるため、
上下にずれています。
耳のように見えている羽角が
ある、なしでミミズク・フクロウと分けられていることが多いのですが
なかには、当てはまらないものもあります。
あきらかな違いはないようです。
頭の部分に吊るすひもを通します。
飾ってみました。
ススキがぴょんぴょん飛び出していますが
羽のようでかわいいかな、と思ってそのままにしてあります。
お好みでカットしてくださいね。
フクロウの飾り方、立たせるタイプの飾り方
そして、フクロウがタヌキにならないように作ったバージョンもご紹介しています。
こちらです
↓
福を呼ぶフクロウを作ってみてはいかがでしょうか。
参考図書:
小学館の図鑑 鳥
学校のまわりでさがせる植物図鑑
監修 近田文弘
暮らしのフラワーフォトスタイリスト すずきみさえ
Instagram: https://www.instagram.com/misae.suzuki/
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