いけばなアートフラワーデザイナーの寺井宏美です。
クリスマスの飾りと言えばクリスマスツリーですが、
いけばなを飾ってもクリスマスらしい空間が演出できます。
「クリスマスにいけばな? 」
日本文化である「いけばな」と、西洋から来た「クリスマス」の文化。
相反するイメージがあるかもしれません。
また、いけばなと聞くと、
「難しくて敷居が高そう・・・」
と感じてしまうかもしれません。
しかし、草木や花を楽しみ愛でる心は同じ。
自由な発想で楽しんでいただいて大丈夫ですよ^^
今回はクリスマスのイメージにぴったりな
いけばなをご紹介します。
クリスマスカラーのいけばな

まずは生の花や葉を使って、
クリスマスの定番色「赤×緑」で活けてみました。
使用した花材は、
赤いバラ、アンスリウム、ヒバ。
枝ものには、松ぼっくりを思わせる
小さな実のついたヤシャブシを使いました。

活けたバラは、サムライという品種です。
ゴージャスな深紅のカラーが、
いけばなの和風テイストから
クリスマスのゴージャスな洋風テイストへと
変身させてくれます。
今回はいけばな草月流の基本形のひとつで活けていますが、
ある程度の基礎を押さえておけば、お好みに崩して大丈夫です^^
さらに、自由な発想のいけばなをご紹介♪
なんとアートフラワー(造花)を使います。
アートフラワーでいけばな

使用したアートフラワーは
左上から、ヒバ、赤いバラ、松、枝もの。
生花のいけばなから少しサイズダウンし、
代替花材で近い形にアレンジしました。
水盤にもこだわらず、抹茶碗をチョイス。
足元には剣山の代わりに、フェイクの苔玉を使用しています。

アートフラワーを好みの長さにカットして、
茎にボンドをつけてフェイルの苔玉に挿します。
全体の形を手で整え、
ボンドが乾いてしっかり固定したら完成です!

ほとんどのアートフラワーの茎や枝の部分には、
ワイヤーが入っているので
自由自在に形が変えられます。
生花では難しいアーティスティックな形も
簡単に活けることがアートフラワーの良いところ^^

しかも、枯れることがなく、花の姿がもっとも美しい姿がキープされるので、
クリスマスが終わっても、来年も再来年も飾ることができます。

クリスマスらしい演出として、
オーナメントをプラスするのもおすすめですよ。
クリスマスツリーならぬ、
クリスマスいけばなは
洋室にも和室にもピッタリです。
小さなクリスマスいけばながあれば・・・
おうちにお友だちや親戚を招くときに
素敵なウェルカムフラワーになりますよ。

どうか素敵な年末をお迎えください☆
いけばなアートフラワーデザイナー寺井宏美
FB:Akanbi
instagram: ikebana_artflower