お節 盛りつけ コツ

こんにちは!盛りつけ師 もりたとしこです。
この時期気になるのがお節料理ですね。

お節料理の盛りつけも、
お重につめる方、1人分ずつ折敷に盛り付ける方、
小さめのお重に1人分をつめる方など、
近年は昔ながらのルールにとらわれず、
色々バリエーションがあります。

今回は1人分ずつを折敷に盛りつける方法を
ピックアップしてみました。

お節料理を折敷に盛りつけるコツ

ポイント1 折敷のおすすめの形は半月盆
正方形、円形、八角盆、半月など色々ありますが、1番盛り付けやすいのは半月盆かなと思います。
手前が直線なので安定感があり、少しでもずれるときになってしまう正方形や長方形より扱いやすいのです。 上が丸い曲線を描いている形も優しい印象です。

ポイント2 小鉢を1つか2つ入れ込む
小鉢を入れると高さも出しやすく、味移りも防げます。
汁気の多いものや他のお料理と分けたいものなどは小鉢に入れると良いですね

ポイント3 盛りつける順番を決める
形がしっかりしているものを奧から決めていくと、収まりよく盛り込めます。
この場合伊達巻き、昆布巻き 栗きんとん・・・という順序で場所を決めていきました。
奧が決まると そこに立てかけたりできます。 

ポイント4 小ぶりの品は最後に
今回の場合は、ぎんなん、金柑の甘露煮、レンコンあたりは最後に盛り付けています。
小ぶりの品は、お料理の隙間を埋めたり、足下を隠したりする役目もあります。

ポイント5 料理の向きに注意
お魚は左が頭、鯛小皿などに関しても同じです。
海老も頭は左上です。
扇状になっているものは、末広がりが上に向くようにします。
葉物などは、葉先が左上を向き、茎は右下になります。
飾り葉を使うときも同じです。
  
ここ最近の盛りつけの傾向としては、
折敷全面を使ってお料理ごとに分けて盛りつける方法より、
真ん中にぎゅっと寄せて隙間無く盛り付ける方法が人気のようです。

また、お煮しめなどはお重につめ、1の重だけを折敷に盛りつけるのも素敵ですよ。

盛りつけ師 もりたとしこ