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愛を込めて野の草花を雑草と呼ぶ
雑草アレンジ研究家
暮らしのフラワーフォトスタイリストすずきみさえです。

道端で野の草花を見かけるようになりましたね。
まだまだ寒いですが春の足音が聞こえます♪

我が家ではペンペングサを飾っています。

ペンペングサは春の七草のナズナのこと。
ナズナが正式名でペンペングサが俗名です。

ペンペングサの名前の由来は
実が三味線のバチに似ているので
ペンペンペン♪という三味線の音からついたと
言われています。

ナズナの名前の由来は諸説あり。
愛すべき菜という意味の「撫菜(ナデナ)」から、
夏に枯れてなくなるので「夏なき菜」から、
密生するので「馴染む菜」からついたそうです。
いろいろあって面白いですね。

そして
花屋さんでペンペングサが売られているのを
ご存じでしょうか?
 
ちょっと珍しいお花を仕入れている花屋さんでは
『それ、雑草でしょ?』と思われる花材
(例えばヨウシュヤマゴボウ・ヘクソカズラ・
マメグンバイナズナなど)を
見かけることがあるんですよ。
驚き!ですよね。


ペンペングサってどんな雑草?

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ペンペングサは実家の畑から
採ってきました。
植木鉢に植えて楽しんでいます。

雑草の摘む場所についてブログに記事にしています。
こちらです↓

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果実はハートの形に見えるペンペングサ。
昔の方は三味線のバチに似ている
と思われたそうですが
今だったら♪
ハートグサという名前にしたくなりますね^^

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ペンペングサの花は花びらが4枚。
十字に並んでいます。
ハート型の実に目がいってしまい
見落としやすいのですが
花もとってもキュートなんです。


ペンペングサのオススメの飾り方は?

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 今回飾った瓶は口の小さい空き瓶や
手持ちのビンを使いました。
セメントの一輪挿しは手作りです。

自然に生えているペンペングサは自由奔放な姿。

口が小さいビンは生けた時に安定して
ナチュラルな姿をそのまま表せます。

セメント一輪挿しの作り方はこちらをどうぞ。
★[カジュアルフラワー]ダイソーのセメントと試験管で一輪挿し
作り方&飾り方のポイントつき


飾り方アイデア1
 
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水に入ってしまう葉は腐りやすいので取ります。
そして、ビンに挿しただけ♪

バランスはビンの高さが1に対し草も1。
だいたい、1対1の比にすると
バランスがいいです。


飾り方アイデア2 
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ビンにざっくりとまとめて入れて。
あちこち向いても気にしない♪
それがかわいいの。

よりかわいくするには
空き瓶に麻ひもを結ぶのがポイントです。


ペンペングサを道端や畑、またはお花屋さんで見かけたら
ぜひ飾ってみてくださいね~。

ブログでペンペングサを使った寄せ植え、
小さな花飾りをご紹介しています。



【参考文献】
柳宗民の雑草ノオト
著:柳宗民

散歩で見かける野の花・野草
著:金田一


雑草アレンジ研究家 
暮らしのフラワーフォトスタイリスト すずきみさえ

Instagram:misae.suzuki