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こんにちは

世田谷で
プリザーブド&フラワー教室を
主宰しています
フラワーデザイナー&園芸研究家の
まこしかほこです。


水栽培のヒヤシンスは
寒いこの時期、
お部屋の中で
お花や香りを楽しめるので、
毎年大人気ですね。

球根から葉や蕾が
出てくる様子が面白くて、
毎日観察してしまいます。

ブログやインスタグラムでも
成長の様子を一緒に楽しみたい!と
たくさんの方が素敵な写真を
アップされていますね♪

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水栽培で育てたヒヤシンス。
お花が終わったあとどうしていますか?

処分してしまう・・・という方も
多いのではないでしょうか。

ちょっと待ってください!

水栽培で楽しんだヒヤシンスは
植え方次第で簡単に
お庭やベランダで
毎年ずっと楽しむ方法があるのです。
 
しかも、とっても簡単!
ズボラさんでも大丈夫ですよ^^

咲き終わったヒヤシンスを来年も楽しむ方法

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下準備
お花が終わったら、なるべく下の方で茎を切ります。

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こんな感じで、
花&枝と葉&球根に切り分けます

切った枝はまだ良い香りもするし、
もったいないので
傷んだ下の方のお花を切って
花瓶に挿せば、もう少し楽しめますよ^^

そして、球根は鉢か土(地植え)に
植えてしまいます。

今回は、鉢に植える方法をご紹介します。


<用意するもの>
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・5号くらいの鉢
・培養土(肥料の入った土)
・バークチップ小粒
・キッチン用水切りネット少し

土は今回は球根を支えながら入れるので、
袋からすくって入れるより、
写真のような小さなバケツや入れ物に入れて、
片手でザザーット入れた方が楽です。
 
園芸の○号の鉢ってどんな鉢?』
テレビや雑誌でも
当たり前のように記述してある
「○号の鉢」という表記。
 
これは、
3cmをかけた直径の鉢のサイズを
表しています。
 
例えば5号なら、
3x5で直径15cmの鉢
ということなんです。



<植え方の手順>
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STEP1
鉢底の穴にご家庭にある
生ゴミ用のネットを
少し切って敷きます。
 
目が細かすぎず
荒すぎず写真くらいの大きさが
ちょうど良いと思います。

鉢底石を入れずに
土を直接入れるので、
土が流れていきにくいけれど
水はしっかり切れる、
という感じにするためです。

市販では
「三角コーナー用水切りネット」として
販売されています。

ご家庭にない場合は、
100円ショップや
家庭用品売り場で
見つけることができますよ。


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STEP2
上から培養土を2cmくらい入れます


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STEP3
花を切った球根と土を入れていきます。

この時、左手で球根を支えながら、
球根をまっすぐにして
土を入れていきます。

根を土に押し付けて
ポキポキ折ってしまわないよう
注意しましょう。


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STEP4
球根がしっかり隠れるまで
土を入れます。

球根をまっすぐに植えたので、
葉の向きが
曲がっていますが気にせず、
来年や今後のために
球根の向きをまっすぐにします。
 
鉢の縁から
大体4cmくらいの位置に
収まるといいと思います。

この上にバークチップを
敷いていきます。

地植えにする方も、
球根が隠れるまで
しっかりと植え込んだら
上からバークチップを
2~3cm敷きます。
 
鉢の場合は2cmくらい
敷いてください。


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STEP5
バークチップを敷いたら、
たっぷりお水をあげます。

この時、土の段階で水をかけないで
バークチップの上から
お水をかけてください。

植え付け直後は、
2回ほどたっぷり与えると
土にしっかり
水が行き渡ると思います。

バークチップを敷く理由は、

寒さと暑さよけ
雑草よけ
虫よけ
そして一番大事な
土と根のため

土に直接水をかけていると、
上から圧力がかかるので
土が押されてカチコチに
なってしまいます。
 
そうすると根が動きにくい
窮屈な環境ができてしまいます。

ふかふかした柔らかい土を
長く保てれば、
それだけ手間いらず!

こまめに植え替える事もなく、
ほったらかしで楽しむ
ことができます。

植え替えた球根の管理方法

暖かい日差しのある時間に
外に出してください。

しっかり日に当てて
土が乾いたらたっぷり水を与えます。
 

葉が枯れたら
水やりをやめ、
ほったらかします。

来春までは
雨水だけで管理します。


<鉢の置き場所>
土の温度が上がって
球根を腐らせないため、
北側のあまり日が当たらないところ
がオススメです。

日当たりのいい
ベランダしかない場合は、
鉢の上からもう一つ
鉢を重ねて二重鉢にすると
土が熱くならないと思います。

水を与えないので、
そんなに神経質にならなくても
大丈夫ですよ。

地植えの方は、
夏に熱くなりすぎる
場所に植えなければ、
マルチング(バークチップ)を
しているので
ほったらかしで大丈夫。


<早春の頃、芽が出てきたら>
日当たりのよい場所に移動して、
土が乾いたら水やりして下さい。
 
この時、
置くタイプの肥料を入れるか、
数回液肥を与えると
よりきれいなお花が咲くと思います。


バークチップを敷くだけで、
雑草も生えにくく
管理も簡単ガーデニングです。

お部屋の中で
素敵に咲いて良い香りを
楽しませてくれたヒヤシンス。

来年の春からは
ベランダやお庭で
ふんわり良い香りを
楽しんでくださいね。


フラワーデザイナー&園芸研究家
まこしかほこ