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フォトスタイリスト海野美規です。
庭摘みの花を
ナチュラルにシンプルに
アレンジしています。

冬からずっと
花壇に彩りを添えている葉牡丹。

花きゃべつという
別名もあるように、
きゃべつに似ていたり、
牡丹の花のような見立てから
葉牡丹と言ったり。

近頃はいろいろな種類があって、
その葉っぱの形状や色は
バリエーション豊かです。

シックな紫色から
黒のグラデーションになった
品種もあって、
とてもおしゃれでスタイリッシュ。

「葉牡丹」という名前より、
何かもう少し今風な
おしゃれな名前が浸透すると良いのにな、
なんて思ったりもします。

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葉っぱが主役の植物でありながら、
存在感があり、華やかで、
冬の花壇には欠かせません。

葉牡丹の葉っぱを使って
アレンジしてみました。

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紫色と白の葉牡丹の葉っぱを
数枚ずつカットします。

ちりめん系、
さんご系、
丸葉系など、
葉っぱの形状によって
分類されています。

<用意するもの>
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・花器
・おとし(水を溜めるための入れ物)
 
葉っぱの部分をカットするため
茎がない状態ですので、
浅い入れ物にアレンジしました。

今回のアレンジは
チョコレートの黒い丸い箱に。
<丸箱>直径13cm高さ3cm

”おとし”に、
ほぼ同じような高さで
箱よりは小さめな缶を用意します。

この缶に水を張って、
黒い箱に入れます。
<丸缶>直径8cm高さ2.5cm


葉牡丹アレンジの作り方

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STEP1
葉牡丹の葉っぱを
一枚ずつ順番に
重ねるようにして
入れていきます。

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STEP2
葉っぱの間に、
ビオラを入れます。
ビオラは少なめで。


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STEP3
缶を箱の手前に
寄せてできあがりです。



<アレンジのバリエーション>
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小さなジャム瓶にも
生けてみました。

瓶の場合も同じ要領で、
葉っぱを入れてから、
ビオラを葉の間に入れます。

葉っぱがスカスカより、
少し窮屈気味にすると、
瓶の口に留まりやすいです。

どちらのアレンジも、
(入れ物が浅い、
茎がないという状況なので)
水が減ってしまっていないか、
葉っぱがしっかり水についているかを
いつものアレンジより
ちょっとだけ注意して
あげてくださいね。

葉牡丹は春になると、
中心から花芽が伸びて、
同じアブラナ科の菜の花のような
かわいらしい花が咲きます。

寒い冬から春まで、
長く楽しむことができます。

海野美規


つわ