暮らしに役立つちょっとしたアイデアを写真や、クラフトでお届けする村上由香里です。
9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」です。
菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」とも言われています。
今回は「菊の節句」に合わせて、以前から興味のあった菊の切り紙にチャレンジしてみました。
手先が器用でないとできないと思っていた切り紙。まずは見本となる本を探しました。
ネットで「切り紙」と検索すると、「切り紙 簡単」という項目が出てきます。やっぱりみなさん切り紙は難しそうと思っているのがわかりました^^
次にアマゾンで「切り紙 季節」と検索してみるとたくさんの切り紙の本が出ていますのでそのなかから、重陽の節句にちなんだ菊が載っていそうな2冊を選んでみました。
『七十二候の切り紙: 切り紙で日本の七十二の季節を楽しむ』
佐藤 蕗野 (著)
『和の切り紙あそび』
川崎由季恵 (著)
(実際は図書館から借りています。)
次に切り紙に使う紙を用意します。
紙は切り紙専門のものもあるようですが、どこででも手に入る折り紙を使いました(本にも折り紙との記載があります)。
わたしはセリアで「ヴィンテージペーパー」という、スモーキーな落ち着いた色の折り紙を買ってみました。ほかに台紙として使う、同じ種類の「ヴィンテージメッセージカード」という小さなカードを買いました。
そのほかに用意したものは、以下の通りです。
・はさみ
・カッター
・ホチキス
・カッティングボード(これはひとつあると便利です)
切り紙に使う図版を本から選びます。
ここで肝心なのは、初心者の方は簡単そうなものからはじめること。わたしはいきなり花札風の菊からチャレンジしてしまい、大変でした^^
図案を見ながらフリーハンドで写す方法もありますが、コピーできるのであれば図案をコピーしてホチキス止めをし、そのままカッターで切るほうが簡単だと思います。
まわりははさみで切り落とします。
まわりははさみで切り落とします。
カッターの扱いに慣れなていないうちはちょっと大変。
こちらの菊は本来、リース状になる切り紙です。折り紙を6枚に折ってカッターを入れなくてはならず、初心者には少しコツがいります。なのでわたしはこの1面だけを使うことにしました。
(一度に2枚できるように折り紙を半分にしています。)
リース状の菊の作り方
リース状の菊は6枚に重ねたものにカッターをいれるので、力が必要なのでちょっと大変。ただ大変な分、完成したときはうれしさも大きいですよ^^
折り紙を用意します。
三角形になるように半分に折ります。
右端を写真のように折ります。
左端も同じように折り、三等分にします。
三等分に折った上からコピーした図版をホチキス止めして、同じようにカッターで切りこみを入れ、まわりははさみで切ります。
広げるとリース状の菊の完成です。
いろいろな切り紙を作ってみました。
今回、はじめて切り紙にチャレンジしましたが、切り紙のコツはゆっくりと落ち着いてカッターを扱うこと。
焦ったり、いらいらしたりするとうまくいきません^^
焦ったり、いらいらしたりするとうまくいきません^^
ちょっとくらい切り方が変になってしまっても、台紙に貼ると可愛く見えてしまうのが不思議です。
色の組み合わせを変えることで、同じ菊の図案でも何通りも作ることができるのも楽しい。
今回、だいぶカッターの扱いにも慣れてきたので、また季節ごとに切り紙にチャレンジしてみようと思います。みなさんも秋に向かう今の季節、切り紙を楽しんでみませんか?